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掲載日:2022年10月20日
「近未来都市」
高野博史 / TAKANO Hiroshi
公益社団法人やどかりの里すてあーず所属
長年漫画の模写などを続けてきた高野さんが、初めて自分で想像して描いた作品がこの「近未来都市」だ。タッチと重なりで表現が広がる黒い線の世界に、魅力を感じ続けているという。
私はこの作品から、近未来への期待と、一方で、加速するテクノロジーの進化への戸惑いも感じた。
この都市はどんな色で、どんな人たちが住んでいるのだろう。都市を見下ろしている人からは、たくましい生命力も感じることができる。彼・彼女は、一体何を想っているのだろうか。
高野さんが描き出す都市は、モノクロであるからこそ、無限の広がりを感じさせてくれる。
御覧になられている方には、この都市に様々な想像を巡らせてほしい。
東京家政大学家政学部造形表現学科3年 ジャンブラット 恵琳