埼玉県障害者アートオンライン美術館 > 作品一覧 > 「遊・夢の中Ⅱ」 小幡海知生
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掲載日:2022年2月3日
「遊・夢の中Ⅱ」
小幡海知生 / OBATA Michio
上尾市在住
この作品は小幡さんが水族館に行き、そこからイメージして描いたものだ。ほかにも展示を見に行くなど、小幡さんは時間があれば外に足を運んでいる。
今回取材をして、小幡さんは外に向かって能動的に行動する印象を受けた。外から刺激をもらい、また自ら人との繋がりをつくっている。
絵を描くようになり、絵と共に内面が変化し、絵によって仲間や人脈ができ、小幡さん自身も大きく変わったようだ。
小幡さんの絵は赤に黄色に青など、とても色鮮やかなのが特徴的。その色がさらに線や柄を組み合わさることで、見ていて楽しく、心が明るくなる。
そして、絵を描くときに「多くの人に見てほしい」「見る人、障害のある子供たちに『できる』を伝えたい」という思いで描くという。
小幡さんの優しい人柄、伝えたい強い思いが魅力的な絵を描く原動力になっているのではないだろうか。
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科3年 中臺 沙耶