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掲載日:2021年4月27日
「動物達の舞踏会」
長谷部航輝 / HASEBE Kouki
東松山市在住
さまざまな生き物たちが衣装を着てダンスを踊っている。
舞踏会の参加者の中には雲や月もいて、それぞれが身に着けている衣装も個性あふれる柄が魅力的。
楽しそうなパーティーの雰囲気に作品を見ているこちらもワクワクしてくる。カラフルな色使いや模様は、何かの資料を参考にしているわけではなく本人のオリジナルであるというから驚きだ。この心を引くアイデアはどこから生まれているのだろう。
長谷部さんは毎日徒歩で通勤している。
ウォーキングが好きなこともあり、運動にもなるため歩いて職場へと向かうそうだ。長い通勤時間の間に見る季節の草花や空気感が豊かな発想の材料の一つになっているのではないだろうか。
平日も仕事を終えた後、2、3時間ほど絵を描く。そこに、絵に対する並々ならぬ情熱がうかがえる。
長谷部さんの感受性の豊かさと、絵を描くことが好きだという想いの強さが、絵を見る側を魅了する。
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科1年 尾崎 優