ページ番号:247366
発表日:2024年1月9日11時
ここから本文です。
部局名:教育局
課所名:文書館
担当名:古文書担当
担当者名:木暮
直通電話番号:048-865-0112
Email:p6501121@pref.saitama.lg.jp
古文書は長年多くの人々の心をとらえています。古文書講座や古文書学習を目的としたグループ活動が各地で盛んに行われ、書店にも様々な古文書学習教材が並んでいます。埼玉県が開催する古文書講座は今年で60年目の節目を迎え、現在、埼玉県立文書館で開催している講座にも、毎年大勢の方に御参加いただいています。このように古文書学習に強い関心を寄せる人がいる一方で、依然古文書は馴染みが薄く、ハードルの高いものと思う人も少なくありません。本企画展では、埼玉県立文書館の歴代の古文書講座で使用されてきた文書から、これまで古文書に触れたことのない人でも親しみやすい文書を選んで展示し、古文書解読の軸となる見方、読み方、調べ方の一端について御紹介します。
古文書に親しんでいく上で、はじめの一歩となるのが古文書の形態を確認することです。古文書には、料紙を横長にそのまま用いた竪紙をはじめとして、折紙、竪帳など様々な形態のものが存在し、中には木に書かれているものもあります。第1章では、古文書の代表的な形態について説明するとともに、その形態の文書の事例を紹介します。
主な展示資料
神流川無賃渡高札(戸谷家文書8065) 老中連署奉書(日光社参名代相談)(稲生家文書486)
古文書に親しんでいく中で最大の難関となるのが、くずし字の解読です。古文書のくずし字は時代や、書き手などにより様々で、くずしが少ないものから徐々に慣れていくことが求められます。第2章では、時代をたどりながら各時代の文書の変遷を見ていき、頻出するくずし字についても紹介します。
主な展示資料
往来証文之事(小浜村寛心)(田部井家文書789) 女今川状(飯塚家文書5500)
古文書をより深く読み解いていくためには、時代背景の理解や周辺知識の修得が欠かせません。文字が解読できても意味がわかりづらい文書が、学びを深めることにより、有名な歴史的事象と関係することが判明することもあります。第3章では、文書の中に登場するキーワードや人名を取り上げ、それを調べることでどのようなことが明らかにできるのか、その一端を紹介します。
主な展示資料
安政二年五月一二日 日記 挿入絵図(稲生家文書14)
約30点 *資料保存のため期間中、一部展示替えを行う場合があります。
(1)会期 令和6年1月23日(火曜日)から4月28日(日曜日)まで
※資料保存のため、期間中一部展示替えを行う場合があります。
(2)会場 県立文書館 1階 展示室2
(3)開室日 火曜日から日曜日まで
※但し、月曜日・国民の祝日及び1月31日(水曜日)、
2月29日(木曜日)は休館
(4)開室時間 午前9時から午後5時まで
(5)観覧料 無料
(6)アクセス JR浦和駅西口下車徒歩15分、JR中浦和駅下車徒歩18分
※原則、公共交通機関を御利用ください。
※企画展の詳細、最新の休館情報等については、文書館ホームページ(https://monjo.spec.ed.jp/)を御覧ください。
企画展「古文書を楽しむ-見方、読み方、調べ方-」を開催します(PDF:257KB)