トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2022年度 > 2022年9月 > 県立歴史と民俗の博物館 企画展「銘仙」の見どころ

ページ番号:222127

発表日:2022年9月22日11時

ここから本文です。

県政ニュース

県立歴史と民俗の博物館 企画展「銘仙」の見どころ

部局名:教育局
課所名:県立歴史と民俗の博物館
担当名:展示担当
担当者名:町田、佐藤

直通電話番号:048-645-8171
Email:m410890@pref.saitama.lg.jp

県立歴史と民俗の博物館では、令和4年10月15日(土曜日)から12月4日(日曜日)まで企画展「銘仙」を開催します。

手頃でおしゃれな絹の着物「銘仙」。明治40年代に広まった「ほぐし織」の技術により、色鮮やかな模様銘仙を作ることが可能となりました。銘仙の生産が最盛期を迎えた昭和初期の女性たちは、よそゆきの着物として銘仙を着て出かけたようです。
銘仙の生産地としては秩父(埼玉県)、伊勢崎(群馬県)、足利(栃木県)などの関東地方の養蚕業や織物業が盛んであった地域が知られており、埼玉県内では秩父銘仙の生産が盛んとなりました。

本展覧会では、当館所蔵の銘仙をはじめ、銘仙の生産過程や新しく生産された新作銘仙なども紹介します。この機会に、お気に入りの銘仙を見つけていただければ幸いです。

1 企画展の概要

(1)会期

令和4年10月15日(土曜日)~12月4日(日曜日)

※会期中展示替えがあります。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、予定を変更する場合があります。

(2)開館時間

9時00分~16時30分(観覧受付は16時00分まで)

(3)休館日

月曜日(ただし11月14日は開館します)

(4)会場

県立歴史と民俗の博物館 特別展示室

(5)観覧料

一般400円、高校生・学生 200円

※中学生以下と障がい者手帳等をお持ちのかた(付添1名を含む)は無料
※「ぐるっとパス2022」で観覧できます

(6)アクセス

東武アーバンパークライン(野田線)大宮公園駅から徒歩5分

※駐車台数に限りがあります(18台)。公共交通機関を御利用ください。

2 見どころ

(1)女性の心をつかんだオシャレな着物

銘仙の魅力は、斬新で多様なデザインと鮮やかな色遣いにあります。木綿の着物を日常着としていた女性たちにとって、手頃な価格で手に入る絹製の銘仙は、魅力的なものであったようです。昭和初期には婦人雑誌で特集が組まれるほか、デパートでも販売会が開催されています。花柄、幾何学柄、流行柄など、女性たちの心をつかんだオシャレな銘仙を展示します。

(2)「銘仙ができるまで」を紹介します

銘仙は絹製の織物で、もとをたどれば蚕が作る一つの繭です。銘仙の生産地として知られる地域は、江戸時代からの養蚕業や織物業が盛んであったところで、埼玉県では秩父地域が銘仙の生産地として知られています。また銘仙は「ほぐし織」という技術の誕生により、鮮やかな色遣いが可能となりました。本展では、養蚕・製糸道具をはじめ、糸に色付けする捺染(なっせん)道具などを展示し、銘仙ができるまでを紹介します。

(3)銘仙の魅力を伝える

 秩父地域では、現在でも秩父銘仙の生産が行われており、国の伝統工芸品に指定されています。アンティーク銘仙の柄を復刻したり、秩父の特徴を取り入れた柄を製作したり、様々な新作銘仙が生産されています。このような新作銘仙を展示するほか、銘仙生地の小物も販売します。また、銘仙ファッションショー、高機(たかはた)実演などの銘仙に関わる関連イベントも開催します。展覧会を訪れた人々にも、自分なりの銘仙の楽しみ方を見つけていただく機会となれば幸いです。

3 関連事業

(1)記念講演会「銘仙今昔物語」

日時:令和4年10月29日(土曜日)14時00分~15時00分(開場13時30分)
講師:木村 和恵 氏(花織人・銘仙語り部)
参加費:無料
会場:当館講堂
定員:81名

申込:往復はがき又は電子申請にて申込。

往復はがきの場合は住所・参加者全員の氏名・電話番号(緊急連絡先)を明記のうえ、当館企画展講演会係あてに郵送のこと。
電子申請の場合は当館HPからアクセス可能。

※1通(1申請)につき2名まで応募可能。
※応募多数の場合は締切後、速やかに抽選を行います。

申込締切:令和4年10月12日(水曜日)必着

(2)歴史民俗講座「人の一生と銘仙」

日時:令和4年11月12日(土曜日)14時00分~15時30分(開場13時30分)
講師:町田歩未(当館学芸員)
参加費:無料
会場:当館講堂
定員:81名

申込:電話又は電子申請にて申込(先着順)。

10月12日(水曜日)の9時00分から受付開始。

(3)特別企画「銘仙ファッションショー in 歴民」

日時:令和4年11月6日(日曜日)13時30分~15時00分(開場13時00分)
出演:県立越谷総合技術高等学校 服飾デザイン科の生徒
協力:レンタル銘仙イロハトリ
参加費:無料
会場:当館講堂
定員:50名

申込:往復はがき又は電子申請にて申込。

往復はがきの場合は住所・参加者全員の氏名・電話番号(緊急連絡先)を明記のうえ、当館企画展ファッションショー係あてに郵送のこと。
電子申請の場合は当館HPからアクセス可能。

※1通(1申請)につき1名の応募とします。
※応募多数の場合は締切後、速やかに抽選を行います。

申込締切:令和4年10月20日(木曜日)必着

(4)民俗工芸実演「高機実演」

日時:令和4年11月20日(日曜日)14時00分~15時30分(開場13時45分)
講師:岩野 倫代 氏(秩父市地域おこし協力隊)
参加費:無料
会場:当館エントランスロビー
定員:30名程度(先着順)
申込:不要

(5)見どころ解説

日時:令和4年10月23日(日曜日)、11月23日(水曜日・祝日)、12月3日(土曜日)

いずれも13時30分から30分程度(開場13時00分)

会場:当館講堂
申込:不要

 

※関連事業の詳細はホームページ 県立歴史と民俗の博物館 検索(https://saitama-rekimin.spec.ed.jp)を御覧ください。

4 その他

【主催】県立歴史と民俗の博物館
【後援】埼玉新聞社、テレ玉、FM NACK5

報道発表資料(ダウンロードファイル)

県政ニュースのトップに戻る