春休み映画会「注文の多い料理店」「わたしのワンピース」

映画会の写真

県立久喜図書館では「春休み映画会」を開催します。

「注文の多い料理店」（「毎日映画コンクール大藤信郎賞受賞短編アニメーション全集 7」より）（1991年、19分、アニメ）
ふたりの青年が森の奥に狩猟にやってきました。彼らはしばらく森の中を歩き回りますが、目ぼしい獲物が現れないので、引き上げることにしました。二人が山から出ようとしたとき、「山猫亭」という料理店が霧の向こうから現れます。入ってみると、客はおろか、店員さえも見当たりません。誰もいない店内を不思議に感じながらも、扉に書かれた指示にしたがって進んでいくと……。
「大藤信郎賞」は日本で最も歴史のあるアニメーション賞で、1962年に創設されました。過去には手塚治虫やスタジオジブリといった個人・グループが受賞しています。
本作は宮沢賢治の童話を原作に、銅版画風の線を用いて描いた短編アニメーション作品です。監督の岡本忠成は技法にとらわれず多様な素材を用いてアニメーションを制作し、様々な賞を受賞しています。岡本は本作制作中に急逝してしまいますが、人形美術で知られた川本喜八郎が監修として後を継いで完成させました。

「わたしのワンピース」(2005年、29分、アニメ)
西巻茅子の人気ファンタジー絵本がアニメーションになりました。
うさぎさんが真っ白い布でつくったワンピースは、様々な模様に変身します。次は、どんな模様に変わるでしょうか。タイトルの「わたしのワンピース」の他、「みずいろのながぐつ」「きんぎょのトトとそらのくも」を上映します。

皆さまのご来場をお待ちしています。