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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
年月 | 所属 |
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平成30年 4月採用 | 埼玉県立精神医療センター 栄養部 |
令和 4年 4月 | 現課(所) |
主に栄養・健康づくり業務を担当しています。内容としては、給食施設指導、健康・栄養調査に関することや市町村、関係団体の支援など埼玉県が策定している健康長寿計画、食育推進計画に基づいた事業の計画立案、実施、評価をしています。
例えば給食施設指導では、研修会の企画・実施や、直接施設に伺い実地指導を行っています。実地指導は、薬剤師や獣医師と協力して行っています。
すぐに成果が数字に表れるような仕事ではありませんが、疾患の発症前からアプローチできるのは行政管理栄養士ならではの仕事であり、やりがいを感じています。
時刻 | スケジュール |
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8:20 8:30 9:00 11:00 12:00 13:00 15:00 17:20 |
出勤 朝礼、1日のスケジュール確認、メールチェック 研修会の書類作成・起案 実地指導の準備 昼食 実地指導のため出張 指導記録の作成 退庁 |
和やかな雰囲気で、相談がしやすい環境です。加須保健所には、管理栄養士以外に、医師、保健師、薬剤師、獣医師、一般行政などさまざまな職種の職員が在籍しており、さまざまな視点を得ることができるところもよいところだと思います。
今までの仕事で特に大変だったのは、国民健康・栄養調査の対応です。回収率を上げるため、対象者の自宅に伺い協力のお願いをしました。不在の方が多く繰り返し訪問したり、日中だけではなく夕方以降に訪問したりしました。調査を行う際は、保健師、看護師、地域活動栄養士の方に御協力いただきながら実施しました。血液検査の依頼など慣れない業務もあり苦労しましたが、上司の御指導をいただき、最後までやりきることができました。
また、集計・分析された結果は地域診断や施策の立案に活用されるものであり、調査の意義や行政管理栄養士の役割の重要性を痛感しました。
就職活動をするにあたりさまざまな選択肢がある中で、行政管理栄養士は疾患の発症前から働きかけられる点が興味深く感じました。私は埼玉県出身ではありませんが、埼玉県は都市部や山間部などさまざまな特性の地域があり多くのことが学べると思い、埼玉県職員を志望しました。
最近は編み物がマイブームです。集中力が高められますし、作品が完成した達成感もあります。また、学生時代の友人と旅行や食事に行くことも休日の楽しみです。基本的に土・日・祝日が休日なので、友人と予定を合わせやすいです。
保健所に異動し約3年が経ち、さまざまな経験をさせていただきましたが、行政管理栄養士の業務は多岐にわたり、まだまだ勉強不足だと感じています。行政管理栄養士の業務を極めつつ、いずれは保健所以外の業務も経験してみたいです。
受験した試験:免許資格職職員採用試験(管理栄養士)
論文試験の対策は、市販のテキストや問題集を購入して勉強しました。令和6年度から教養試験は廃止されたので、受験しやすくなると思います。面接対策は、想定される質問事項に対する返答を一覧表にして練習をしたり、埼玉県の特色を調べて自分なりに説明できるよう準備をしました。
国家試験の勉強あるいは仕事をしながら公務員試験の対策をするのはとても大変だと思います。私自身、当時は国家試験と公務員試験の対策の両立に苦労しましたが、努力して埼玉県職員になれてよかったと思っています。皆さんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしております。