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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
年月 | 所属 |
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平成31年 4月採用 | 保健医療部 食肉衛生検査センター 食肉検査担当 |
令和 4年 4月 | 現課所 |
主に収容動物の譲渡や適正飼養についての指導、動物愛護の普及啓発に関する業務を担当しています。令和12年度までに犬猫の殺処分数0という目標に向けて、一般の方や県の登録愛護団体への譲渡を行っています。また、小さいお子さんから大人まで年齢に合わせて、動物とのふれあいや動物愛護についての講義や県民の日の施設公開等を行っています。
現在当センターに収容になる犬は、保健所収容後に飼い主の現れなかった比較的年齢の高い中型雑種犬が中心です。譲渡に苦慮することもありますが、最終的には良いご縁に恵まれることも多く、譲渡が決まったときや、譲渡後家庭に馴染んだ姿の写真を見せてもらったときにとてもやりがいを感じます。
時刻 | スケジュール |
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8:15 8:30 8:45 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 16:30 17:15 |
出勤 所内ミーティング、メールチェック 犬猫等の飼育 ワクチン接種、マイクロチップの挿入 インスタグラム更新 昼食、収容猫に馴化のためのおやつ 午後の飼育 猫相談現地訪問 猫相談に関する対応報告書作成 退庁 |
動物指導センターはほとんどの職員が獣医師で、ベテランの方も多く、分からないことは周囲に気軽に質問・相談できる環境です。譲渡会や施設公開など、センター全体で協力して行う事業も多く、多くの方に来場いただけた時など、チームとしての達成感も大きいです。
少なからず常に犬や猫がいるので、飼育で犬の散歩やしつけをしたり、休憩時間に子猫とおもちゃで遊んで人慣れさせたり、日々動物に心が癒される職場です。
今年度は動物指導センターで収容動物やイベントのアピールのために、インスタグラムを開設しました。おかげさまで反響をいただき、たくさんの方にフォローしていただいています。インスタグラムに掲載する犬猫をいかに可愛く撮影するかや、行ってみたくなるような譲渡会・イベントのチラシデザインがアピールのために重要だと思っているので、そこには特に力を入れました。最近では、インスタグラムをきっかけに譲渡につながることもあり、今後も継続してたくさん発信をしていこうと思っています。
出身である埼玉県で就職したいと進路を考えるなかで、仕事とプライベートな時間との両立ができるのが公務員獣医師だと思い志望しました。大学時代の先輩も公務員になった方が多く、話を聞ける機会も多かったので就職してからのイメージも湧きやすかったことも決め手です。
埼玉県職員になって良かったと思うことは、さまざまな職場を経験できたことです。保健医療部の公務員獣医師といえば保健所のイメージが強かったのですが、と畜場や動物指導センターに配属となり、と畜検査や不妊手術等、できることが増えていくにつれ自らの成長を感じることができました。また、前の職場での知識や人脈が現職場で活きることも多く、とても重宝しています。
年次休暇も取りやすく、妻の平日休みに合わせて最近はお笑いライブに行っています。夫婦ともにインドア派なので、センターから迎えた猫を膝に乗せながら2人でアニメを見たり、ゲームをしたりしています。
これからも獣医師職として、幅広い知識と技術を身につけていきたいです。また、現在の仕事の分野だけでなく、他分野の知識や技術の幅も広げる努力をして、今の仕事に何かプラスアルファで繋げられるような職員になりたいと思っています。
受験した試験:免許資格職職員採用試験(獣医師)
論文試験については市販の問題集を利用し、実戦形式で時間内に書き切るということを反復して行いました。面接試験については、実際に模擬面接をすることが重要だと思います。私も人前で緊張してしまう方でしたが、大学の就活支援センターで模擬面接をしてもらい、場数を踏むことで落ち着いて面接に挑むことができました。
令和6年度からは教養試験もなくなり、受験しやすくなったと思います。
公務員獣医師の業務は幅広く、数年ごとに異動でたくさんの経験を積むことができ、多くの知識や技術を得ることができます。
初めて社会人になるということで不安もあると思いますが、頼れる上司や先輩方、励まし合える多くの同期に恵まれるので、さまざまな面で心配は要りません。
皆様と共に働ける日々を楽しみにしています。