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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
年月 | 所属 |
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平成29年 4月採用 | 大宮中央高等学校 通信制事務局 |
令和 2年 4月 | 教育局教育総務部教職員課 県費事務担当 |
令和 4年 4月 | 現課(所) |
教育委員会が所管する条例や教育委員会規則等の制定案、改正案の審査を主に担当しています。
条例や教育委員会規則等を改正するためには、改正の原因となる法律の改正内容やその背景となる社会の動向を把握して説明する力、法律用語で正確に表現する力が必要です。また、法制執務の専門的な知識が必要になるため、経験豊富な上司や同僚に支えられながら、日々勉強しています。審査には毎回新しい発見があり、審査に携わった条例案や教育委員会規則案が可決され形となり実際の社会で適用されたときには、達成感があります。
また、他にも、議事文書担当では、教育委員会定例会の運営業務や、教育委員会が所管する公益法人等の監督の業務、文書事務の指導に関する業務等を行っており、同僚と互いに連携しながら業務を進めています。
時刻 | スケジュール |
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7:50 8:50 9:00 9:10 9:30 12:00 13:00 14:00 16:15 |
子どもの保育園送り 出勤 メール、チャット確認、県報及び官報の確認 他課からの問い合わせ対応 教育委員会定例会運営補助業務(会場準備、傍聴者の受付、傍聴者対応、片付け) 昼食 条例改正に関する関係課との打合せ 教育委員規則の審査業務 退庁 |
※育児休暇により、勤務は9:00~16:15
担当内では、お互いに関連する業務も多く、声をかけ合いながら業務を進めています。何か課題があれば担当全体で共有し、チームで考えて答えを出すという体制が整っているため、一人で疑問を抱えることがなく、相談もしやすいです。
また、課内には、女性の職員や、子育て中の先輩も多くいます。子どもの病気で仕事を休まなければならなくなった時には、子どもの様子を気にかけてくださり精神的に助けられました。お互いを思いやり、仕事をフォローし合うことができる温かい職場です。
今の担当に配属されてから初めて、教育委員会に関する事務を担当していたときのことが印象に残っています。
教育委員会は、知事が議会の同意を得て任命した教育長と5人の委員をもって組織されており、月に2回開催する教育委員会定例会において、合議により教育に関する基本的方針を決定しています。
教育委員会の会議資料を審査するのですが、資料を作成するためには、幅広い知識が必要になります。教育委員や県民にとって分かりやすい会議資料を作成するために頭を悩ませることもあった一方、教育委員が議論する場に立ち合い、関係課長の答弁を聞くことで、仕事の視野が広がりました。また、教育委員の視察に随行し、教育委員と教育現場との意見交換の場に立ち会えたことも、他では得難い経験になりました。
広域自治体として幅広い事業を行っている埼玉県でさまざまな分野の仕事に挑戦したいと思ったことと、地元に貢献したいという思いがあり、埼玉県を志望しました。
実際に県職員になって、自分が行ったことのない市町村に出張すると、同じ埼玉県でも、地域ごとに課題やニーズが異なっていることを実感します。また、異動するたびにさまざまな分野の業務に携わるので、そのたびに自分の知らない埼玉県の一面を知ることができるのが楽しいと感じています。
令和6年度の5月に育児休業から復帰しました。子どもが0歳と小さかったこともあり、最初は仕事と育児を両立できるかが不安でしたが、職場復帰と同時に夫が1か月間育児休業を取得したため、1か月間で仕事の感覚を取り戻すことに集中できました。
現在は育児休暇(1歳6か月未満の子の保育所への送迎等を行う場合に利用することができる有給休暇)を取得し、勤務時間を短縮することで、平日でも子どもと過ごす時間を確保しています。働く時間に制約がある分、仕事は以前よりもメリハリを持って取り組むことができるようになりました。
休日は家族で過ごすことが多く、最近は歩き出すようになった子どもと色々な公園へ出かけることが多いです。
未来を担う子ども達のために、何事にも前向きに、広い視野を持って課題に取り組むことができる職員になりたいです。
受験した試験:職員採用上級試験(一般行政)
筆記試験は、自分の苦手な分野を中心に問題集を繰り返し解き、間違えた問題は参考書に立ち返って復習するようにしていました。
面接については、練習を積んで質問に答えられるようにするのももちろん大事ですが、なるべく自分の言葉で、気持ちを乗せて面接官に伝えることを意識するようにしました。
埼玉県は、多様な働き方ができるだけでなく、さまざまなことに挑戦できる機会が開かれているので、きっと自分に合った働き方でキャリアを積むことができると思います。皆さんと働ける日を楽しみにしています。