更新日:2025年3月28日(金曜日)

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先輩職員からのメッセージ

埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。

一般行政職員の顔写真

【一般行政】主任

産業労働部 企業立地課 国際経済担当(令和6年4月1日現在)

 

異動歴

年月 所属
平成27年 4月採用 企業局 水道企画課 業務・営業担当
平成30年 4月 福祉部 精神保健福祉センター 総務・職員担当
令和  3年 4月 現課(所)

 

 

現在の仕事の具体的な内容とやりがいを教えてください。

埼玉県内の中小企業が海外への事業展開に挑戦できるようにさまざまなサポートを行っています。事業内容は知事をはじめ、県幹部の海外訪問による現地の支援機関等との関係構築や、海外での県産品PRイベントの実施、将来的に県内中小企業の進出の可能性が見込める新規市場の調査など多岐に渡ります。
事業の実施にあたっては海外の関係機関等との密接な連携が必要です。日本との商慣習の違いなどから独特の難しさがあり、粘り強く調整を行う必要がありますが、埼玉県のためにグローバルなフィールドで貢献できることに大きなやりがいと魅力を感じます。

執務室にて業務の様子

ある日の1日のタイムスケジュールについて教えてください。

時刻 スケジュール

  8:00

  8:30

  9:00

10:30

12:00

13:30

15:00

16:00

17:30

出勤

1日のスケジュール確認 メールチェック

関係各所からの照会対応

海外訪問用務について旅行業者との打ち合わせ

昼食

海外の関係機関とのオンライン打ち合わせ

海外要人の表敬訪問対応

メールチェック関係各所からの照会対応

退庁

 

職場の雰囲気を教えてください。

海外経験が豊富な方や関係各所との調整が上手な方、財務や総務に明るい方など、さまざまな分野のプロフェッショナルがお互いに協力しながら和気あいあいと働いています。また、本人や家族の事情で急遽休暇が必要なときも職場の皆でカバーし合える環境が整っていると感じます。私も主査級昇任試験の直前期は職場の皆さんの配慮で休暇を多くいただき、試験勉強に専念することができました。

 

今までの仕事で印象に残っていること、大変だったこと、うれしかったことについて教えてください。

印象に残っている仕事は2つあります。
1つ目は新型コロナウイルスの影響による緊急の対応です。コロナ禍において、現課での海外訪問用務が中止となり、私は当面の間、県内飲食店での感染拡大防止にかかる対応に専任することになりました。前例のない事態に対して日々迅速な対応が求められて毎日必死でしたが、職種や役職にかかわらず全ての職員が未曾有の危機に立ち向かう姿に、公務員としての使命を強く感じました。
2つ目は、令和5年度に実施した知事のASEAN(マレーシア・タイ)訪問です。埼玉県として、コロナ禍以降約4年ぶりの知事の海外訪問で、私にとっては海外での初めての仕事だったのでとても印象に残っています。海外の関係機関との粘り強い調整や現地での即応的な対応が求められ、とても苦労しましたが、無事にすべての行程を終え、帰国した際の達成感は忘れられません。

 

埼玉県職員を志望した理由や、埼玉県職員になってよかったと思うことを教えてください。

埼玉県に興味を持ったきっかけは、地元である埼玉県に貢献したいという漠然とした想いでしたが、埼玉県の就職説明会やインターンシップを通して、想像していた以上に多種多様な業務に関われることを知りました。優柔不断であり、「ずばりコレ!」という仕事を決められなかった私の性分に合っていると感じたことが決め手となり、私は埼玉県を志望しました。
実際に、入庁してから10年間で幹部秘書や病院での人事、海外訪問など本当にさまざまな経験をすることができました。どのようなキャリアを重ねるかは職員それぞれ異なりますが、行政として住民や事業者の方などを支えながらさまざまなスキルを磨けることが大きな魅力だと感じています。

 

休日やプライベートな時間の過ごし方を教えてください。

週に一度のノー残業デーなどは帰宅してからも時間が多く取れます。その時間を利用して学生時代から続けているサックスや社会人になってから始めたフットサルの練習をして過ごすことが多いです。職場以外にも友人を増やすきっかけになって、とても有意義な時間を過ごせています。

サックスを演奏している様子

これからの埼玉県の未来をつくる役割の一翼を担う県の職員として、今後チャレンジしたい事やどのような職員になりたいかを教えてください。

住民や事業者の方に直接関わるような事業系の仕事であれ、財務や人事など内部管理的な仕事であれ、魅力的な埼玉県の実現にはすべてが必要不可欠であるため、あまりジャンルにはこだわらずに与えられた職責のなかで、最大限能力を発揮できるように努めていきたいです。
私自身まだまだ未熟ですが、今後は、従来のやり方にとらわれずに新たな仕事を創造して、関係者との調整も粘り強く行うことで、魅力的な埼玉県づくりを実現できる職員になりたいと考えています。

 

受験するにあたってのアドバイスがあれば教えてください。

受験した試験:職員採用上級試験(一般行政)

筆記試験は予備校や参考書を活用して自分にあったやり方で計画的に勉強すれば必要以上に恐れる必要はないと思います。面接試験については、礼儀作法や理論的な受け答えはもちろん大切ですが、1番大切なのは面接官に「この人と働きたい」と思ってもらうことです。たとえ本番で緊張して思うように話せなくても、限られた面接時間の中で、行政を担う者として必要な「誠実さ」や「熱意」の大きさを、気持ちを込めて伝えようとすることが大切だと思います。
公務員試験は長期戦なので、適度に肩の力を抜いてリラックスして臨みましょう!

 

埼玉県を目指す方へメッセージをお願いします。

埼玉県での仕事は本当に多種多様です。かつての私のように、特にやりたい仕事や業界が決まっていない人でも、入庁すればさまざまな経験を経て、きっと目指したい将来像を描けるようになると思います。もちろん、楽しいことばかりではなく、大変なことや辛いことも必ずあります。また、行政を担う者として期待される役割や責任も大きく、プレッシャーを感じることもあります。しかし、このやりがいの大きさこそが最大の魅力であると私は考えています。
今、この文章をご覧になっているということは、埼玉県に多かれ少なかれ興味を持ってくれているのだと思います。そんな埼玉県をより良いものにするために力を貸していただけないでしょうか?
皆様と一緒に働ける日が来ることを、心より楽しみにしています!