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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
年月 | 所属 |
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平成31年 4月採用 | 南児童相談所 安全確認・市町村支援担当 |
令和 4年 4月~ | 現課(所) |
0歳から18歳未満までの児童についての相談に応じることが、児童相談所の役割です。具体的な仕事の内容を挙げていくと、電話対応、児童や保護者との面接、家庭訪問、一時保護の対応などのほか、里親支援や自立に向けた支援など、多岐にわたります。
子どもにとって、家族にとって、何が最善の選択になるのかを一緒に考えて実践することは簡単ではなく、未だに悩み、学び続ける毎日ですが、そのなかで子供や家族にとって良い変化が生まれたときに、やりがいを感じます。
時刻 | スケジュール |
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8:30 9:30 10:00 11:00 12:00 13:00 15:30 16:30 17:15 |
始業 今日の業務の確認 朝のミーティング 所内協議・緊急受理会議 家庭訪問 お昼休み 関係機関(役所など)訪問 一時保護所で担当児童と面接 記録作成・事務作業 終業 |
※児童相談所は8:30~18:15開庁
※8:30~17:15勤務
助け合い、相談し合い、協力し合える雰囲気が定着しています。常に緊迫した空気で殺伐としている…ということは全くありませんので、安心してください。仕事の内容から、緊張することや悩み、暗い気持ちになってしまうことも正直ありますが、そういった気持ちを素直に周りに吐き出し、支え合える職場環境だと感じています。周りの職員と支え合うことで乗り越えられることもたくさんあります。
入庁して間もない頃は保護者の方や子供との面談に慣れるまでが大変でした。社会経験がない中で、県職員として話をするということに緊張もあり、うまく説明できていたか、不安で自信も持てませんでした。それでも、誠実な対応を心掛けていくうちに、自然とコミュニケーションが取れ、そういった不安や緊張は解消していきました。
児童福祉の分野で働きたいという思いがあり、児童相談所も配属先に含まれる埼玉県の福祉職を志望しました。また、私自身埼玉県で生まれ育ったので、恩返しをしたいという気持ちもありました。
埼玉県職員になって最もよかったと思うことは働きやすさです。児童相談所業務は、予定外の対応が突然入ったり、緊急で動くことがあります。その分、職場全体で助け合う雰囲気が築かれており、外せない個人の事情や都合を優先させていただくなど、柔軟に働くことができています。育児などご家庭の事情などによる、時短勤務での働き方も浸透しています。また、県内外さまざまな地域から通えることも、埼玉県の魅力です。
個人の事情や都合がお互い尊重されているため、休暇も取得しやすいです。遠方へ旅行することも可能です。私は海と温泉が好きで、最近は念願の沖縄に行ってきました。誰かが不在の間は他の人たちで助け合って仕事をしています。
入庁から現在まで児童相談所で仕事をしていますが、福祉職採用は他にもさまざまな勤務地が用意されています。児童相談所のケースワーカーとしての経験を積み、深めていきたいという気持ちもありますし、新たな勤務地で別の仕事に取り組み、経験を豊かにしたいという気持ちもあります。
受験した試験:職員採用上級試験(福祉)
論文対策は話題になっていること(法律改正等)を抑えつつ文章作成力を身につけていくこと、面接はとにかく練習して慣れていくことに尽きると思います。現在の仕事をするうえでも文章作成力と面接経験はあるに越したことはありません。
他者の生活に関わる大変な仕事ではありますが、みんなで協力し合いながら仕事ができる環境だと思います。埼玉県には、長年福祉部で活躍されている心強い(そして優しい)上司や先輩がいます。皆様とともに福祉の現場で働くことを楽しみにしております。