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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
年月 |
所属 |
令和4年 4月 | 現所属 |
行政・デジタル改革課DX推進担当では、情報通信技術に係る施策の総合的企画や庁内の調整を行っています。情報通信技術の中でも、主にDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進やAI(人工知能)などの新技術に係るものを対象としていて「社会全体のデジタルトランスフォーメーションの実現による、快適で豊かな真に暮らしやすい新しい埼玉県への変革」を目指し取り組んでいます。
その中で、私は全庁型のGIS(地理情報システム)基盤の構築を担当しています。庁内の各課所で保有している地理情報を集約し、ポータルサイトで一元的に配信することで誰でも手軽に閲覧できるようになるとともに、複数の地理情報を重ね合わせて分析するなどして、防災や福祉、インフラ整備などに役立てることができるようになります。
担当内にはその他にも様々な事業があり、DXによる社会課題の解決や庁内業務の改善が期待されています。常に新しい企画を考えて具体化していく難しさはありますが、実現したときには大きな達成感のある仕事です。
入庁当初は、ルールや用語など初めて聞くことも多くあり、周りの職員に聞きながら仕事をしていましたが、皆親切に教えてくれて大変助かりました。また、担当内で業務の進捗や懸案を共有し、皆がフォローし合える環境なので、チームで仕事をしている感覚があり、とても良い雰囲気だと思います。
時刻 | スケジュール |
6:30 8:00 8:20 8:30 9:00 10:00 12:00 13:00 15:00 16:00 17:30 18:00 23:00 |
起床 子供を保育園に預ける 出勤 メール・チャットのチェック 業務の進捗や懸案についての担当内打合せ システム構築についての委託業者との打合せ 昼食 新規事業に関する書類作成 庁内関係課との調整 事務に関する書類作成 退庁 家事・夕食・子供と入浴 就寝 |
令和5年7月に県庁内のデジタル人材コミュニティを立ち上げました。職員同士が、デジタルに関するノウハウについてチャットで情報交換したり、勉強会やイベントを開催したりして、職員のデジタルスキルアップを促進するためのコミュニティです。
これまでにはなかった新たな取組であったため、手探りでやることも多く、ゼロからルールやコンテンツを企画し、具体化するところが大変でしたが、立ち上げに携わったメンバーが積極的にアイデアや意見を出し合ったことで、ユニークで面白味のある事業に仕上がったと思います。
開設直後から100名以上がコミュニティに参加し、職員同士が活発に情報交換しているのを見て、庁内業務のデジタル化の普及の一歩に繋がったと感じています。
生産年齢人口が減少している昨今、地域の安心安全な暮らしを支えるため、自治体のデジタル化の取組は急務です。そのため、前職で培ったIT知識や経験が少しでも役に立てるのではないかと思い志望しました。日々の仕事が、地域のためになり、子供達の将来につながっていると思うと励みになります。
子供がまだ小さいので、もっぱら習い事や公園などへ連れていく休日です。自転車の練習や地域のイベントへ参加するなど、今しかできない子育てを楽しんでいます。
ホームページや最近のニュース記事などから、埼玉県が何に力を入れているかを調べ、それに対して自分がどのように貢献できるかイメージして受験に臨みました。論文や面接では、問われたことに対し、これまでの経験や成果を具体的にアピールすることが重要だと思います。
県庁の仕事は、地域の未来をつくる仕事です。10年後も20年後も安心安全に暮らすことができるよう、皆さんと力を合わせて、一緒に埼玉県を盛り上げていきましょう。