トップページ > 県政情報・統計 > 県概要 > 組織案内 > 企画財政部 > 企画財政部の地域機関 > 秩父地域振興センター > 秩父地域の観光情報トピックス > 秩父地域の「地域おこし協力隊員」が紹介する“ぜひココ”な観光スポット情報 KOCO “ココ” ちちぶ 第11回 宇佐川 拓郎(うさがわ たくろう)さん
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掲載日:2022年11月10日
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【小鹿野町(おがのまち)地域おこし協力隊 宇佐川 拓郎さん】
〇 自己紹介をお願いします。また、協力隊の活動内容について教えてください。
みなさま、はじめまして。秩父郡小鹿野町地域おこし協力隊の宇佐川拓郎と申します。
生まれは北海道の札幌市です。18歳で東京都へ移住し、大学卒業後、小学校教員をしていました。その生活の中で感じた違和感などがきっかけで、地方で教育活動がしたいと考えるようになりました。
また、都会で暮らす中で、「もっと人と人との顔が見えるコミュニティの中でまちづくりのような活動もしたい。」と考えるようになっていました。
そして「教育とまちづくりを組み合わせたような活動」がしたいと考えていた時、とあるご縁がきっかけで小鹿野町を案内してもらい「ああ、ここでだったら、自分が理想とする活動ができるかもしれない。」と直感的に感じたことが、移住や活動のきっかけでした。
現在は、「おがの発大人の学校」という活動をしています。
大人の学校は、町という1つの社会を構成する大人や子供が、この場所を通じて混ざり合い、共に学び、育み合うことを目指しています。「この町から、出会い、つながり、想いをつむぐ」をコンセプトに、世代を超えて趣味や困りごとをベースにコミュニティがいくつも生まれ、活動が展開されていくようなプラットフォーム・学び舎です。
大人の学校には、参加の仕方が3通りあります。それは「学びて」、自身の想いや経験、日々の疑問をもとにした授業の「作りて」、授業作りのアドバイスなどをする「コーディネーター」です。
学びは、基本的に半年間のプログラムとなります。
令和3年度の10月から3月まで実施した第1期では、「自然栽培による農業」、「地域のお祭り」、「生き物」、「地球・地層」、「対話」、「地域の魅力の再発見」、そして「絵画」や「読書」に「夢」と、多岐にわたる企画・活動を展開しました。
例えば、「生き物」をテーマにした活動では、小鹿野の動植物の観察や生き物の住処としての考察、生き物の住処作りなどを行いました。
【生き物をテーマに活動が展開された「生き物まんだら」。】
【期の終わりに開催される「アウトプットデイ」では、全ての「作りて」がアウトプットをします。】
そして、令和4年5月から10月にかけて、第2期のプログラムがスタートしました。
【第2期の6月下旬に初めて企画開催された課外活動「大人の球技大会」。】
〇 小鹿野町には素敵な場所がたくさんあると思いますが、今回は1つだけ、オススメを教えてください。
季節になると、一帯にあじさいの花が咲き誇る「小鹿野あじさい公園」を紹介します。
地元有志の方が、地区と神社の景観を美しくしようとあじさいの花を植樹し始め、地域の憩いの場となることを目指して活動に励んできたことが今のあじさい公園を作っています。
また、全国からあじさいの花の植樹を受け付けており、色々な方の想いが大輪のあじさいの花となって公園を彩っています。
そして、年に1度、7月初旬には「あじさい祭り」が開催されます。お祭りでは、小鹿野町の地芝居である歌舞伎が必ず上演されています。他にも、地元の多彩なアーティストの方が、ステージに上がってコンサートなどを行い来場者を楽しませています。
【令和4年の第17回のお祭りでは、歌舞伎で役を担いました(一番左)。】
【僕もボランティアスタッフとして、時折公園整備のお手伝いをしています。】
(※2)小鹿野あじさい記念植樹会HP(小鹿野あじさい公園のご紹介)
[取材日(寄稿日):2022年9月9日、記事掲載日:2022年11月10日] ※ 掲載している情報は取材日現在のものです。
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