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掲載日:2024年11月14日

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季乃杜(ときのもり)本店(戸田市)

お店の紹介

 「季乃杜(ときのもり)本店」は、昭和51年(1976年)に創業した戸田市にある和菓子店です。「河童の金さん」、「戸田の渡し」、「季のうさぎ」などの銘菓を販売しています。また、季節に合った和菓子も販売しており、その時々の風情を味わうことができます。これらはこだわりの材料と熟練の職人技により、一つひとつ丁寧に作り上げられています。お店の外観と内装は和風になっており、落ち着いた雰囲気の中でお買い物を楽しめます。

 今回は、令和6年9月24日(火曜日)にお店を訪問し、有限会社竹野戸田の渡し代表取締役の引地智宏さんに取材のご協力をいただき、専務取締役の引地香さんにお話を伺いました。

   

   

専務取締役の引地香さんへインタビュー

 有限会社竹野戸田の渡し代表取締役の引地智宏さんに取材のご協力をいただきました。

 また、専務取締役の引地香さんにお話を伺いました。

 

―銘菓「河童の金さん」について、教えてください。

 戸田市に伝わる民話「河童の金さん」をヒントにどら焼きの皮を河童の甲羅に見立てました。(参考:民話「河童の金さん」)

 埼玉県産の小麦粉「あやひかり」と埼玉県寄居町の養鶏場から直送された卵を使用したどら焼きの生地に北海道小豆の特製つぶ餡とごろっと一粒の栗をサンドしています。特製つぶ餡は、小豆を5時間かけて丹念に煮上げて作っており、上品な甘さと豊かな風味が特徴です。
 「河童の金さん金色」は、川越芋と呼ばれる埼玉県産紅あずまを使用した芋餡をサンドしています。紅芋の自然な甘さをごろっと一粒の栗が引き立てます。「Made in SAITAMA優良加工食品大賞2022」の最終審査商品に選ばれたこともある人気商品です。

 

―銘菓「戸田の渡し」について、教えてください。

 江戸時代、戸田川(現荒川)には江戸防衛の意から橋は架けられず、人々が川を越えるには船による渡しに頼らざるを得ませんでした。戸田の渡船場は、中山道の要所であり江戸へ入る最後の関門でした。現在、田の渡しの面影をとどめるものはありませんが、銘菓「戸田の渡し」は荒川の水の流れの美しさをお菓子に表現しています。

 埼玉県産の小麦粉「茜」や寄居町の卵を使用し、北海道産のバター、練乳、はちみつ、アーモンドプードルを加えた洋風の生地を銅板で焼き上げ、大納言小豆入り羊かんを贅沢にサンドしています。しっとりとした食感と、自然で上品な甘さが特徴です。生地の焼き目は、荒川の水面を表現しています。

 オリジナルの紙袋にも、戸田の渡しの風景がデザインされています。お土産で渡した際に「これは何ですか?」という質問が生まれ、戸田市に関する会話が広がったとお客様からご好評をいただいております。

    

 

―銘菓「季のうさぎ」について、教えてください。

 フランス生まれのダックワーズに和菓子の素材や風味を融合させたお菓子です。しっとりとした食感と和の上品な風味が特徴です。抹茶味とキャラメル味の2種類があります。抹茶味は、つぶ餡を宇治抹茶の風味を香らせるダックワーズで包み込んでいます。キャラメル味は、キャラメル餡を黒糖の風味を香らせるダックワーズで包み込んでいます。

 

 

―季節の和菓子について教えてください。

 季節の移ろいを感じられる和菓子作りを大切にしています。いちご大福は1月~5月、さくら餅は2月~3月中旬、水無月(和菓子)は6月というように季節ごとの特徴を活かした商品を提供しています。先日の十五夜のシーズンでは、「うさぎまんじゅう」や「月見羊羹」を販売しました。保育園で十五夜を教えてもらった子どもが「お月見をやりたい」とママに話したことがきっかけでご予約をいただいたこともありました。

  

 

―お店の今後の展望について、お聞かせください。

 これまで以上に地元の人々の日常に根付いた店舗になりたいと思っています。当店では、「日々の暮らしを一緒に」というテーマがあります。和菓子は、人の誕生の一生餅から亡くなったときの枕団子まで、日本人の人生の節目と深く関わってきました。そういった日本固有の文化や風習がある限り、和菓子屋さんは無くてはならない存在だと思います。これからもお客様の暮らしに寄り添うお店であり続けられるよう、精進していきます。

 

YouTubeで「河童の金さん」のキャラクターが季乃杜を紹介する動画を公開しています。ぜひご覧ください。

 

 有限会社竹野戸田の渡し代表取締役の引地智宏さん、専務取締役の引地香さん、ご対応いただき、ありがとうございました。

代表者氏名 引地 智宏
所在地 戸田市上戸田3-6-6
電話番号 048-443-1887
取扱商品 銘菓(河童の金さん、戸田の渡し、季のうさぎ)、四季の和菓子など
営業時間

9時00分~18時00分

定休日 月曜日
ホームページ http://tokino-mori.jp/
インスタグラム @tokinomori.toda

 

 

お問い合わせ

企画財政部 南部地域振興センター  

郵便番号332-0035  埼玉県川口市西青木二丁目13番1号 埼玉県川口地方庁舎2階

ファックス:048-257-0529

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