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掲載日:2024年6月11日
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株式会社ニィニは、「捨てないアパレル」を企業理念に、大切な衣服のリメイクと、オリジナルブランドで世界で一つだけの服を作るセミオーダーに取り組む企業です。
例えば、着る機会が少なくなってしまった着物をドレープが美しいドレスに、今では重苦しく感じてしまう毛皮のロングコートをレースを施したショールへと軽やかに変身させます。
蕨市内の閑静な住宅街の中にある店舗
もともと、生地の切れ端も捨てずに集め、接いで再生して小物を作ってしまうほど「もったいない精神」に溢れた社風でした。
蕨市の地域資源である「双子織」。細かな織目で花粉や風を通しにくく、美しい縞模様を生かした製品づくりにも参画、地元蕨市の地域おこしにも一役買っています。マスクやスポーツウエアは製品化され、蕨ブランドとして販売されています。
双子織のコサージュをワンポイントにしたハット。服地を取った残りの生地を集めて丁寧に接いで制作!まさに捨てないアパレル
工房には製作途中のドレスがありました。着物を裁断する際は、裁断イメージをカラーコピーしてお客様に確認してから行うそうです。また、試着したものがお客様の体にフィットするまで、何度でも縫製をやり直すそうです。
デザイナー、パタンナーと縫製職人がワンチームで製作していく中で、お客様の大切なお品を丁寧に扱い、満足のいくまで追求していく姿勢は、小さな工房ならではの強みではと感じられます。
工房の様子
着物をリメイク中のドレス。右側がカラーコピーです
衣服の廃棄問題やSDGsに位置付けられている「つくる責任・つかう責任」など、社会的関心の高まりを新たなビジネスチャンスと捉え、これからも積極的に事業展開をしていくそうです。
また、次代を担う子供たち若者たちに、捨てないアパレルへの思いを発信し、繋げていきたいそうです。
デザイナー/取締役の保坂郁美さんは埼玉 Smile Woman ピッチ2020の最優秀賞を受賞。お店の中に記念の賞状が飾られていました。
ご対応いただきました保坂俊代表取締役(右)、保坂郁美デザイナー/取締役(左)、ありがとうございました。店舗兼ショールームにて
株式会社ニィニ
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