トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2023年度 > 2023年11月 > 令和5年度埼玉農業大賞の受賞者が決定しました~新たな部門で初の受賞者を表彰~
ページ番号:244657
発表日:2023年11月6日11時
ここから本文です。
部局名:農林部
課所名:農業支援課
担当名:普及活動担当
担当者名:西川・渡辺
内線電話番号:4048
直通電話番号:048-830-4047
Email:a4040-03@pref.saitama.lg.jp
埼玉農業大賞は、本県農業の模範となる優れた農業経営を実践する農業者等、地域農業の振興や社会の活力向上に優れた功績を上げている農業者等、テクノロジーを活用して本県農業に変革をもたらす革新的な農業のモデルを作っている企業等を表彰します。
このたび、令和5年度埼玉農業大賞の受賞者が決定しました。
11月25日(土曜日)に開催される「2023彩の国食と農林業ドリームフェスタ」の開催記念式典にて表彰式を行い、知事から各受賞者に表彰状を授与します。
なお、当日は、彩の国森林・林業表彰も同時に実施します。
社会情勢や環境の変化に的確に対応して、経営の改善を行いながら、優れた農業経営を行っている個人、法人又は団体を表彰
業務用主食用米、米粉用米、有機米、二条大麦、もち性二条大麦、なし等を組み合わせ、安定した農業経営に取り組んでいる。
社会情勢や顧客ニーズを捉え、新たな品目、新たな栽培技術、新たな販売方法に継続してチャレンジし、経営を発展させてきた。
もち性二条大麦キラリモチの取組では、国や県と連携した品種特性の把握、産地品種銘柄への登録、県学校給食会と連携した需要の創出などを進め、地域での作付面積拡大に大きく貢献している。
なしは、全個糖度測定を行い、基準以下のものは販売しない徹底した商品管理により、顧客満足度を高めている。
令和4年に就農した後継者が、従業員の管理作業の統一のため、管理作業についてまとめた作業マニュアルを作成し、マニュアルに基づいて従業員向けの研修を行うとともに、マニュアルの内容について研修の場で話し合い、現場のニーズに合った内容へ改善している。
従業員全員分の空調服の導入、子育て世代に配慮した雇用形態の設定など、従業員が働きやすい環境を実現している。
地域農業の振興や社会の活力向上に優れた功績を上げている個人、法人又は団体を表彰
農地中間管理機構を活用した農地の集積、農作業受託、水稲苗・野菜苗の生産供給、担い手の育成など、地域農業の課題を解決する取組をしっかりと積み上げている。
農作業受託や水稲苗・野菜苗の生産供給により農家の労働軽減や作業の省力化に貢献している。
農業大学校卒業生や地域の農家子弟等を社員として受け入れ、学んだ技術やノウハウを生かして独立する担い手を育成している。
日本を代表する花き産地となるという目標に向けて、組合員が積極的に自分たちを発信し、花のまちづくりを進めている。
こうのす花まつり等各種イベントへの出展や市内各所への花植え事業の実施により、「花のまちこうのす」のPRを行っている。
市内全小学校での花育活動は教育関係者にも支持され、将来の花き消費者の確保を図る活動として継続している。
かぼす栽培という新たな取組を一から始めて生産量を増やし、地域の名産まで育てるとともに、遊休農地の解消に貢献している。
生協やベルクへの出荷のほか、近年は小鹿野町の飲食店での「秩父黄金カボス」メニューの開発協力、ヤオコー限定の黄金かぼすサワー販売などの積極的な販路拡大活動により、秩父のかぼすをPRしている。
テクノロジーを活用し、本県農業の課題を解決する新たな農業のモデルを作っている企業等を表彰
規格外・生産余剰農作物、未利用農産物等を高付加価値な食品パウダーにアップサイクルする『過熱蒸煎機』を開発、販売している。
これまで捨てていたものを再資源化して販売できるようにすることで、食品ロスの削減と農家の収益向上が期待される。
規格外・生産余剰農作物等をJAいるま野から同社が買い取り、粉末加工し、様々な企業と連携して商品開発を行うプロジェクトも進めている。
主に露地野菜で農薬散布を行う自律走行型農作業ロボットを開発した。
GPS(GNSS)とLIDERによる制御技術を組み合わせることで、自律走行の誤差を1~2cm程度に抑え、高精度の自律走行を実現している。
ロボットを用いて人手不足で困っている農家や農業法人から農薬散布作業を受託する農作業受託サービスをプロトタイプとして展開している。
(1)日時 令和5年11月25日(土曜日) 11時~正午
(2)会場 熊谷スポーツ文化公園(熊谷市上川上300)
令和5年度埼玉農業大賞の受賞者が決定しました~新たな部門で初の受賞者を表彰~(PDF:190KB)