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掲載日:2023年8月28日
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このページでは、県内企業で働く方の声を掲載しています。
東立製作所では、合成樹脂・プラスチックを、切削・接着・溶接・曲げ・研磨・組立、及び射出成型(金型を用いて形づくる手法)といった加工を行い、様々な製品・部品を製造しています。
「汎用旋盤」による加工
入社して5年ほどになります。
主に、汎用旋盤による加工を担当しています。
この仕事は、材料である樹脂やプラスチックを、高速回転させた素材に刃物を押し付けて、図面の長さや形状まで加工するもので、私たち作業者が手動で操作します。
いかに正確に、効率的に作業するか、工夫しつつ仕事をしていますが、常に手による加工なので危険もあります。まずは、事故のないよう安全第一を心掛けています。
工業高校から高等技術専門校を経て
中学生の時から、座学の勉強を続けるよりも、手作業といったものづくりの仕事が自分に合っているのではないかと思っていました。
そこで、工業高校に入学したので、高校の時にはものづくりの仕事で食べていこう、と考えていました。
就職活動時に、高校新卒というよりも、もう少し技能を身に着けたほうが良いという話も聞いたので、自分で専門学校などのパンフレットを取り寄せてみました。
その中で、県立の中央高等技術専門校の機械制御システム科を見つけたので、見学した後に入校して、2年間、ものづくりの基盤である機械加工を学びました。
その後、高等技術専門校の先輩も就職している当社に入社しました。
安全かつ効率的にものづくり
もともと、ものづくりが好きなんです。安全かつ効率的に思っていたとおりに仕事ができたときはうれしく感じます。
請け負った部品・製品がどんな機械に使われて、どう役に立っているのか調べるのも少し楽しいですね。
街中で見かける商品で、これを製造する機械の部品は自分が加工したんだ、と思うのは面白いです。
インフラ関係の設備の部品など、どう機能しているのか、正直なところ分からない場合もありますが、社会に役立っていると思うと、やりがいを感じます。
以前の製品を試行錯誤して再製造
最近、10年以上前の製品を、再度、製造するという仕事に取り組みました。
納品時に合格となるものを製作するには、細かい加工、条件などが分からないんです。加工する物を固定したり、加工しやすくする補助工具である治具も残っているものは古くなっており、自分で作製しなくてはなりませんでした。先輩や技術顧問の方の御意見を集約しながら試行錯誤しました。
取り組んでいる最中は大変でしたが、無事にやり切った時には、やりがいを感じました。
高等技術専門校で学んだのは金属の加工でしたが、当社では樹脂やプラスチックを扱います。
金属の破片で怪我をする、といったリスクは低いんですが、樹脂は加工しにくいところもあります。締めすぎるとつぶれてしまう、緩めると飛んで行ってしまうので、入社後は少し戸惑いました。
樹脂を扱うためには室温にも気を使わなくてはならないんです。おかげで職場環境は快適ですが。
また、技能検定に備えた学習時と、製造現場での実践とは、やっぱり少し違いがあります。例えば、発注元の企業さんによっては、図面に英単語が使用されていたりします。現場で先輩に質問しながら実際の作業につなげています。
あいさつやコミュニケーションが必要
中学生、高校生の時の部活動は社会で役立っていると思います。あいさつや、コミュニケーションの取り方、といったことです。
作業に当たって、一人で抱え込むこともありましたが、結局、行き詰まってしまうことも多いです。
分からないことなどは、まず、上司や先輩に相談することにしています。
それから、学生の時に、数学の三角関数をもっとちゃんと勉強しておけば良かったと思っています。図面を読み取るのに必須なんです。
技能を引き継いでいく
もっと学んで習得したいのは、樹脂の表面を溶かして材料同士を引っ付ける樹脂溶接です。先輩方の技能を引き継いでいきたいと思っています。
当社では、設計、一連の加工まで、1人が多くの工程を担うことができる、「多能工」としての技能が求められています。
当社は、自動機の中でも多種類の加工を1台で連続して行う最新の複合旋盤や同時5軸※のマシニングセンタを導入しています。
こういった設備も取り扱えるようになりたいです。
※ 同時5軸:直線軸XY軸(左右方向)、Z軸(奥行方向)の3軸に、2軸の「回転」と「傾斜」軸を追加して加工できる
ありがとうございました。