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掲載日:2024年7月25日

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流行している感染症について

発令中の注意報・警報

劇症型溶血性レンサ球菌感染症の発生が増えています!

溶血性レンサ球菌は、一般的に急性咽頭炎(いわゆる かぜのような症状)を起こす細菌ですが、まれに引き起こされる重篤な症状として、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)が知られています。

溶血性レンサ球菌は、一般に飛沫感染や接触感染による感染が多いので、手指衛生や咳エチケットなど基本的な感染対策を行いましょう。また、手足などの傷口から感染する場合があるので、傷口の清潔な処置等の基本的な感染症対策をお願いします。

 

  • 流行状況は?

溶血性レンサ球菌が引き起こす咽頭炎(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)については、2023年10月以降、過去10年で最大規模の流行が本県を含め全国的に起こっていました。STSSについても、令和5年の埼玉県の報告数は64人で、統計を取り始めた1999年(平成11年)以来、最大の報告数となっています。

 

  • 増えた原因は?

STSSの患者数が増えた理由ははっきりわかっていませんが、A群溶血性レンサ球菌による咽頭炎の患者数が増加したことも原因の一つである可能性が考えられています。

 

  • 劇症型溶血性レンサ球菌感染症の症状は?

初期の症状としては手足の痛み、腫れ、 発熱、血圧低下などがあります。
発病から病状の進行はとても早く、発病後数十時間以内に軟部組織壊死、急性腎不全、成人型呼吸窮迫症候群 、播種性血管内凝固症候群(DIC)、多臓器不全などショック状態から死に至ることも多いです。

 

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【参考】

 

 

お問い合わせ

保健医療部 感染症対策課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

ファックス:048-830-4808

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