トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2023年度 > 2023年9月 > 9月24日から30日は結核予防週間です ~街頭キャンペーンを実施します~
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発表日:2023年9月21日11時
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部局名:保健医療部
課所名:感染症対策課
担当名:感染症・新型インフルエンザ対策担当
担当者名:赤羽・青沼
内線電話番号:3563
直通電話番号:0488307330
Email:a3510-17@pref.saitama.lg.jp
結核は、今でも全国で年間10,000人以上の新しい患者が発生し、1,600人以上が命を落としている日本の主要な感染症のひとつです。
毎年9月24日から30日までの一週間は結核予防週間とされ、全国で結核予防に関する普及啓発活動が行われます。
今年の結核予防週間では、「いまも1日平均28人が結核と診断されています。」という標語を掲げ、結核の早期発見・早期治療の重要性を周知します。
県では、県民の結核への関心を高め、結核に関する正しい理解を深めるために、結核予防会埼玉県支部、埼玉県地域婦人会連合会と共同で、街頭キャンペーンを実施します。
日時:9月23日(土・祝)午前9時45分から午前11時半まで
場所:JR大宮駅西口歩行者デッキ
主体:県、結核予防会埼玉県支部、埼玉県地域婦人会連合会
内容:複十字シール募金、啓発物品(ティッシュ、シール)配布
複十字シール募金とは…「結核のない世界」をつくるための募金活動です。収益金は、結核予防の普及啓発活動、開発途上国への結核対策支援等に活用されます。
結核の症状(長引く咳、痰、微熱、体のだるさなど)には特徴的なものはなく、私たちが日常的に経験する「風邪」の症状とよく似ています。異なるのはそれらの症状が長引くことです。
結核を発症しても早期に発見できれば、本人の重症化が防げるだけではなく、大切な家族や友人等への感染の拡大を防ぐことができます。
結核の早期発見・早期治療のため、市町村や職場で実施している定期健康診断で年1回胸部のレントゲン検査を受けましょう。
結核は、結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気です。結核菌の混ざったしぶきが咳やくしゃみと一緒に空気中に飛び散り、それを周りの人が直接吸い込むことによってうつります。2週間以上、咳や痰が続くようでしたら、医療機関を受診しましょう。
また、抵抗力の弱い赤ちゃんは、結核に感染すると重症化しやすく、生命を危うくすることもあります。予防するためには、BCG接種が有効です。市町村からの案内に従って、遅くとも1歳までに接種するようにしましょう。
結核と診断されても、6か月~9か月間毎日きちんと薬を飲めば治ります。しかし症状が消えたからといって、治療の途中で服薬を止めてしまえば治りません。それどころか、菌は抵抗力をつけ、薬が効かない耐性菌になることがあります。感染してしまったら、確実に治療しましょう。
なお、結核の治療費用については公的助成が受けられます。
令和4年中に結核患者として新たに登録された方は、全国で10,235人、県内では557人でした。近年、新規患者数は減少傾向にあります。
新規患者のうち、およそ4分の3が60歳以上の高齢者です。また、外国生まれの若い患者が増えています。
<新規患者数の推移>
年 | 新規患者数 | |
国内 | 県内 | |
令和2年 | 12,739 | 675 |
令和3年 | 11,519 | 616 |
令和4年 | 10,235 | 557 |