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発表日:2023年11月14日16時
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部局名:保健医療部
課所名:食品安全課
担当名:食品保健・監視担当
担当者名:多勢・矢田・駒・大越
内線電話番号:3611
直通電話番号:048-830-3611
Email:a3420@pref.saitama.lg.jp
熊谷保健所は、食中毒を発生させた(1)の営業者に対して、(2)の営業施設での営業停止の行政処分を本日行った。
埼玉県熊谷市
飲食店営業
食品衛生法第6条違反
令和5年11月2日(木曜日)に上記営業施設において調理提供された食事を喫食した11名中6名に対して、下痢・腹痛・発熱を主症状とするカンピロバクターによる健康被害を生じさせた。
食品衛生法に基づく営業停止命令
令和5年11月14日(火曜日)
令和5年11月14日(火曜日)から令和5年11月16日(木曜日)までの3日間
カンピロバクター
熊谷保健所では営業者に対して、食中毒の再発防止を目的に、営業停止期間中、施設の消毒を指導するとともに従事者への衛生教育等を行う。
令和5年11月7日(火曜日)、吉見町民から「11月2日(木曜日)夜に熊谷市内飲食店を10名程度で利用したところ、複数名が下痢・腹痛・発熱の症状を呈している」旨の通報があり、保健所が調査を開始した。
(ア) 喫食者 11名
(イ) 患者 6名 ( 男性6名、(20歳代1名、30歳代5名) )
(ウ) 喫食日時 令和5年11月2日(木曜日)19時
(エ) 初発日時 令和5年11月5日(日曜日)7時
(オ) 主な症状 下痢、腹痛、発熱
(カ) 検査結果 患者3名の便からカンピロバクターが検出された。
(キ) 喫食メニュー サラダ2種、枝豆、マグロ刺身、串焼き(ねぎま、かしら、つくね、レアレバー(鶏))、ハムカツ、もつ煮、とりわさ
(ア) 患者3名の便からカンピロバクターが検出されたこと。
(イ) 患者の主症状及び潜伏期間が、カンピロバクターによるものと一致したこと。
(ウ) 患者の共通食が、原因施設で提供された食事に限定されること。
(エ) 患者を診察した医師から、食中毒患者等届出票が提出されたこと。
鳥刺し、鶏わさなどの鶏肉を生や不十分な加熱で食べたり、生肉を扱った包丁、まな板、手指等により汚染された食品を原因とする「カンピロバクター食中毒」が頻発しています。
カンピロバクターを原因とする食中毒は全国で年間約300件(患者数:約3000名)発生しています。これは、サルモネラ属菌やウエルシュ菌などの細菌性食中毒の年間発生件数の7割ほどを占めています。
鶏肉は高率にカンピロバクターに汚染されており、生食は非常に危険です。特に小さな子どもや高齢者など抵抗力の弱い方は注意が必要です。
また、カンピロバクターに感染すると、ギラン・バレー症候群という「麻痺」などを主とする症状を患う可能性があります。
カンピロバクターや腸管出血性大腸菌などの食中毒予防には、「しっかり加熱」が重要です。肉は中心部の赤みが無くなるまで、しっかり加熱してから食べましょう。生肉を調理した後は手や調理器具をよく洗い、他の食品への汚染を防ぎましょう。
食の安全・安心に関するパンフレット類
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0708/kensyu-koza-panf/panf/index.html
食中毒を発生させた施設の行政処分を行いました。(PDF:501KB)