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発表日:2023年3月23日11時

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県政ニュース

カーボンオフセット・マッチングが成立しました ~日本山村硝子株式会社と熊谷市~

部局名:環境部
課所名:温暖化対策課
担当名:計画制度・排出量取引担当
担当者名:地形、望月

内線電話番号:3043
直通電話番号:048-830-3043

県では、目標設定型排出量取引制度において発行される環境価値である超過削減量(クレジット)の活用の場を広げ、温室効果ガスの更なる排出削減を促進するため、このクレジットを制度対象外事業者に活用してもらうためのマッチングを進めていました。

このたび、日本山村硝子株式会社が熊谷市へクレジットを提供し、熊谷市の事業活動において排出される温室効果ガスのオフセット(埋め合わせ)を行うマッチングが成立しました。県内事業所が地元市町村の事業活動のオフセットのためにこのクレジットを提供するのは初めてです。

本県ではこのクレジットによるオフセット事業のシンボルとして新たに「埼玉県カーボンオフセットロゴマーク」を策定し、更なるクレジット活用を促進していきます。

贈呈式写真

日本山村硝子株式会社から熊谷市へのクレジット贈呈式

1 日本山村硝子株式会社から提供されるクレジット

(1)クレジットを創出した事業所(CO2削減を行った事業所)

日本山村硝子株式会社 埼玉工場(熊谷市)

※目標設定型排出量取引制度の対象事業所

 

(2)提供するクレジットの量

614 トン-CO2

※ 設定された削減目標に対し、日本山村硝子株式会社が更なる削減努力を行ったことにより、目標を上回って削減されたものの一部

※ 約1.1km2のブナ林が1年間に吸収するCO2量に相当

 

2 熊谷市においてオフセットされる事業活動

(1)公用車の運行で排出されるCO2

545トン-CO2

令和5年度(1年間)に、熊谷市の公用車250台から排出されるもの

 

(2)熊谷市公式ホームページの運用で排出されるCO2

69 トン-CO2

令和5年度(1年間)に、熊谷市の公式ホームページの運用(サーバー稼働等)により排出されるもの

※ 熊谷市の事業活動により排出される温室効果ガスについて、まず熊谷市ができるだけ排出を削減するように努力をした上で、やむを得ず排出されるものの一部

 

3 埼玉県カーボンオフセットロゴマーク

カーボンオフセットロゴ

  • 埼玉県章である「幸魂」、地球、ハートを組み合わせ、埼玉県でCO2を減らし、地球・幸せを守るイメージを込めました。
  • 目標設定型排出量取引制度で使用できるオフセットクレジット等を利用して、カーボンオフセット事業を実施する事業者と、その事業ヘのクレジット提供者等が使用することができます。
  • このたびマッチングが成立した日本山村硝子株式会社及び熊谷市の広報等においても、埼玉県カーボンオフセットロゴマークが使用されます。
  • 使用に際しては、埼玉県に申請が必要です。

※埼玉県カーボンオフセットロゴマークの使用方法は以下のURLより御確認ください。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0502/offset-logomark.html

 

参考1 埼玉県目標設定型排出量取引制度

年間エネルギー使用量が原油換算で3か年度連続して1,500キロリットル以上となる大規模事業所が、事業所ごとに設定されたCO2排出の削減目標の達成に取り組む制度です。自らの削減対策により目標が達成できない場合は、他の事業所の排出削減量や再生可能エネルギーの価値などを取得し、目標達成に充てることができます。

第3削減計画期間(令和2年度から令和6年度まで)においては、原則として基準排出量に対し業務ビル等で22%、工場等で20%の目標削減率が設定され、CO2排出削減に取り組んでいます。

取引制度概要

 

参考2 カーボンオフセット

カーボンオフセットは、私たちの活動により排出される二酸化炭素などの温室効果ガスの排出をまずできるだけ減らすように努力をした上で、それでも排出してしまう温室効果ガスの排出量を、他の場所での削減・吸収活動(削減・吸収量)により埋め合わせようという考え方です。

他の場所での活動により削減・吸収された温室効果ガスは、一定のルールに基づき定量化することで「クレジット」と呼ばれるものに変えることができ、取引が可能となります。カーボンオフセットをする際にはこのクレジットを利用して無効化をすることで埋め合わせをします。

カーボンオフセットをすることで、事業や商品を、実質的にCO2を排出していないものや、排出量が少ないものとして取り扱うことができます。

カーボンオフセット

 

報道発表資料(ダウンロード)

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