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掲載日:2024年11月21日

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令和6年度国民保護実動訓練の実施結果について(春日部市)

国民保護法に基づく緊急対処事態(大規模テロ等)に備え、県、市及び関係機関相互の連携や対処能力の向上を図るとともに、県民の皆さまに国民保護制度の普及を図るため、実動訓練を実施しました。

1 概要

(1)実施日時

令和6年11月15日(金曜日)13時00分~15時00分

(2)実施場所

アイル・アリーナ ウイング・ハット春日部(春日部市谷原新田1557-1)

(3) 参加機関

埼玉県(主催)、春日部市(共催)、埼玉県警察(警察本部、機動隊、春日部警察署)、春日部市消防本部、陸上自衛隊(第32普通科連隊・化学学校・第1飛行隊)、埼玉DMAT(獨協医科大学埼玉医療センター)、春日部市立医療センター、日本赤十字社埼玉県支部、深谷赤十字病院、国立病院機構埼玉病院、アイル・オーエンス・東武緑地グループほか

(4)参加者数

約400名

(5) 訓練内容

  • アリーナでのイベント開催中に化学剤(VX)がエアロゾル散布されたという想定により、観客の避難や救護、除染やトリアージ等の訓練を実施。
  • 防災ヘリコプターによる重傷者の航空機搬送訓練、自衛隊ヘリコプターによる検体の航空機輸送訓練を実施。

2 今回の訓練の特徴

(1)VXを想定した訓練を初めて実施しました。

(2)初めて陸上自衛隊化学学校が訓練に参加し、検体の採取や航空機輸送を訓練項目に取り入れました。

(3)防災ヘリコプターによる航空機患者搬送を行いました。

3 訓練の様子

令和6年度埼玉県・春日部市国民保護実動訓練風景

開会式(岩谷 一弘 春日部市長の挨拶)

発災現場

VXの散布により、倒れる被災者

避難誘導

春日部市消防本部による歩行可能者の誘導

救助2

春日部市消防本部による歩行不能者の救助

採証活動

県警機動隊による採証活動

検体採取

陸上自衛隊化学学校教導隊による検体の回収

乾的除染

春日部市消防本部による乾的除染の誘導

水的除染後

春日部市消防本部による水的除染を実施した被
災者の搬送

医療処置

医療関係機関による救護所での医療処置

日赤救護班

日赤救護班による医療処置の支援

自衛隊救急車

陸上自衛隊第32普通科連隊による救急搬送の
支援

被災者搬送

春日部市消防本部と県防災航空隊の連携による
航空機患者搬送

検体輸送

春日部警察署による検体の輸送

自衛隊ヘリ搬送

陸上自衛隊第1飛行隊による検体の航空機輸送

聴取

春日部警察署による事情聴取及び春日部市によ
る安否情報確認

現地調整所

現地調整所における情報共有の様子

地域除染

陸上自衛隊第32普通科連隊による地域除染

知事講評

閉会式(大野 元裕 埼玉県知事の講評)

国民保護とは

  • 武力攻撃事態やテロ攻撃から国民の生命、身体及び財産を保護し、国民生活等に及ぼす影響を最小にするため、国、自衛隊、警察、消防、自治体等が連携し、国民の生命と財産を守ることです。
  • 国民保護法は、平成16年6月14日に成立し、県の責務(国民の避難や救援の実施)が定められています。
  • 県では、円滑に国民保護措置を実施できるよう、平成18年1月に国民保護に関する埼玉県計画を作成しています。

緊急対処事態とは

  • 武力攻撃(我が国に対する外部からの組織的・計画的な武力の行使をいう。)に準じる手段を用いて多数の人を殺傷する行為が発生した事態又はそのような行為が発生する明白な危険が切迫していると認められるに至った事態で、国家として緊急に対処することが必要なものをいいます。

お問い合わせ

危機管理防災部 危機管理課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 危機管理防災センター2階

ファックス:048-830-8129

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