トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2024年度 > 2025年1月 > 令和6年度「埼玉県荻野吟子賞」受賞者が決定しました-2月3日に表彰式を開催します-
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発表日:2025年1月20日11時
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部局名:県民生活部
課所名:人権・男女共同参画課
担当名:男女共同参画担当
担当者名:宍戸、堀米
内線電話番号:048-830-2921
直通電話番号:2922
Email:a2250-05@pref.saitama.lg.jp
本県では、日本で最初の公認女性医師となった荻野吟子の不屈の精神を受け継ぎ、男女共同参画の推進に顕著な功績のあった個人や団体、並びに事業所へ「埼玉県荻野吟子賞」を贈っています。
このたび、「令和6年度埼玉県荻野吟子賞」の受賞者(3名、3事業所)を決定しました。
表彰式は2月3日(月曜日)に知事公館で行います。当日は知事から各受賞者に表彰状と副賞を授与します。
桑井 亜乃(くわい あの)氏
アルカス熊谷所属ラグビーレフリー
ラグビー界では男女含めて世界で初めて、選手とレフリー両方でオリンピックに出場。選手としてはリオ2016オリンピックに出場し、レフリーとしてはパリ2024オリンピックで主審を務めた。
レフリーに転じて以降、埼玉パナソニックワイルドナイツなどの練習に参加しハイレベルなトレーニングを行なったほか、海外留学をするなど研鑽に努めた。
現在も、リーグワン2024-25シーズンで女性初の審判に選出されるなど、前人未到の挑戦を続けている。(熊谷市在勤)
藤代 瞳子(ふじしろ とうこ)氏
「帯バッグの小梅や」代表
不要となった帯を、和装にも洋装にも似合う帯バッグにリメイクし販売している。
帯バッグの制作を、縫製工場の減少にともない仕事が減少した地域のお針子さん達に依頼することで、縫製技術の継承・育成と、お針子さん達の収入源となる仕組みを作っており、女性の経済的自立や社会参加の促進、さらにSDGsの推進にもつながっている。
製品は川越の古民家を改装したカフェや、都内の商業施設で展示販売し、海外からもその品質は高く評価されている。(川越市在勤)
松本 めぐみ(まつもと めぐみ)氏
松本興産株式会社取締役
夫が代表を務める会社で取締役として経営に参画する中で、高校生でも決算書分析ができる「風船会計メソッド」を約2年かけ考案。同メソッドはその独自性により特許を取得している。
風船会計メソッドにより社員と会計意識を共有した結果、組織風土を大きく変革した。
松本興産株式会社のナンバーツーとしてではなく個として挑戦するため、風船会計メソッドを通じた会計教育、会計システム開発等を行うStar Compass株式会社を起業、女性活躍のモデルに。大企業へのコンサル、講演、執筆等の活動が認められForbes JAPAN WOMEN AWARD 2024では松本興産が2位を受賞。(小鹿野町在勤)
株式会社臼田 ファインモータースクール(さいたま市)
教育サービス業。社歴や性別を問わない能力重視の昇格制度や役職就任希望調査により、役職に就く女性が20年前の1名から9名に増加。
短時間正社員制度や契約社員制度など、個々のライフステージに合わせた働き方が選択できるほか、事業所内託児室も利用が可能。
男性指導員の割合が高い自動車教習所業界において、現在16%である自社の女性指導員割合を10年以内に30%以上にするためのプロジェクトを推進し、女性社員の声を反映した制度・環境づくりに努めている。
株式会社grain grain(春日部市)
介護事業・保育事業・飲食業。デイサービスやカフェと事業所内保育所を融合した職場環境に加え、働きやすい内容の就業規則や社内ルールを制定することにより、働く女性が安心して育児と仕事を両立できる環境を整えている。
様々な働き方を導入しており、ライフステージに合わせた勤務時間の調整が可能。子育て中のスタッフが多いが、勤続年数が長い人が多く、短時間社員も管理職に昇進している。
常にスタッフファーストを意識し、スタッフ全員が互いに理解し協力し合う環境づくりをしている。
株式会社ベビーランド(所沢市)
医療・福祉事業。保育士は配置基準の2倍程度を配置し、直接園児に関わらない業務をICTシステムの導入により効率化することで、「持ち帰り仕事ゼロ」「残業ゼロ」「希望する日に休日が取得できる」体制となっている。
職員のライフステージに合わせ雇用形態を柔軟に変更しているほか、企業主導型保育園を設置し、職員の子供が入園できる環境を整えている。
社内コミュニケーションの活性化により、職員同士が意見を言いやすく休暇を取りやすい環境を実現している。
県内に在住(勤・学)若しくは県出身又は県内に所在し、先駆的な取組などにより各分野で特に功績が著しい個人又は団体
県内に在住(勤・学)若しくは県出身又は県内に所在し、各分野にチャレンジし、今後さらなる活躍が期待できる個人又は団体
県内に所在し、男女が共同して参画することができる職場づくりに積極的に取り組んでいる事業所
【選考方法】埼玉県荻野吟子賞選考委員会での審査を経て、埼玉県知事が決定
【選考委員会】神尾真知子座長(日本大学名誉教授)ほか7名
※「埼玉県荻野吟子賞」は令和3年度に「さいたま輝き荻野吟子賞」(平成17年度創設)から名称変更しました。