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掲載日:2023年12月22日
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埼玉でエスカレーター条例が施行されてからしばらく経ちますが、効果がなくなってきているように感じます。エスカレーターの右側で立ち止まったところ、後ろの人から 舌打ちされ、悲しい気持ちになりました。まるで条例を守ることが悪いことかのようです。たまたま今日だけではなく、最近何度か同様のことがあり、増えてきている印象です。
立ち止まることを徹底する、少なくとも立ち止まることが悪いことかのような考え方を払拭するよう何らかの方策を求めます。
「埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」の効果がなくなってきているように感じるため、エスカレーターは立ち止って利用することを徹底する等してほしいとのお話をいただきました。
県では、同条例の内容を広く県民の皆様に知っていただくため、これまで県広報紙「彩の国だより」やテレビ・ラジオCMなど様々な媒体を活用し、広報を行ってまいりました。
また、鉄道事業者を始めとするエスカレーター管理者に啓発用のポスターやPRシール、アナウンス音声データを提供し、利用者への周知を支援するほか、鉄道事業者とともに県内の主なターミナル駅において街頭キャンぺーンを実施してきました。
先月27日には、同条例が施行から2年を迎えるのに合わせ、私自身もJR浦和駅構内のエスカレーターの前で、高校生や大学生とともにチラシを配布し、エスカレーターは左右両側に立ち止まり、手すりを持って利用していただくよう呼び掛けを行ったところです。
令和4年度の県政世論調査によると、駅でエスカレーターを歩いて利用した人の割合は24.5%で令和3年度と比べ10ポイント以上減少しています。この結果からこれまでの周知活動の効果が徐々に現れてきていると考えておりますが、現状では、エスカレーターを歩いて利用する方がまだまだ多くいるのが実状です。引き続き、管理者や利用者のご協力のもと、エスカレーターの安全な利用について周知を図っていきたいと考えております。
長い年月をかけて社会に定着した人々の行動を変えることは簡単なことではありませんが、今後とも、このような取組を継続的に行うことにより、エスカレーターでの事故を防止し、県民の皆様に安心・安全にエスカレーターをご利用いただけるよう努めてまいります。
時節柄、どうぞご自愛ください。
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