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掲載日:2023年12月22日
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医療費を削減する為の具体的な減塩の取組について。塩分の過剰摂取は生活習慣病(脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、腎臓病ほか)など、健康を害する主な要因になっています。日本人の食塩平均摂取量は1日平均11gと言われており、それを7gに減塩する指針が出されていますが、具体的な取組が示されていません。健康寿命を延伸させることが医療費の削減、緊急搬送の減少につながると考えます。そこで2つの提案させていただきます。
(1)医師会と協議し、開業医、かかりつけ医を中心に協力を要請する。
外来患者に減塩の必要性を説明し、減塩レシピを提供、料理を作る家族にも説明する。
(2)大手製パンメーカーに対して食パン一斤当たり1g減塩を要請する。
各社1斤当たりの食塩含有量は4.2g~4.7g、5枚切1枚で0.9g。1食2枚で1.8g、スライスハム1枚で1.2g、計3.0gだが、食塩摂取量を1日7gまでとすると、1食2.3gになる。
ご提案を拝見しました。
お話にもあるように、食塩の過剰摂取は、がん、高血圧などの生活習慣病のリスクを高めると言われています。また、食塩の6割は調味料から摂取されていることや、パン等の小麦加工品やハム、ソーセージ類などの肉加工品からの摂取割合が高いことが明らかになっており、本県も同様の傾向となっています。
本県では食塩が少なく(3g未満)、野菜の多いメニュー(120g以上)を「埼玉県コバトン健康メニュー」として推奨しています。そして、こうしたメニューの提供などをしていただく、飲食店やスーパーを「埼玉県健康づくり協力店」とし、積極的に広報することで、県民の皆様の食生活の改善を促進してきました。これまでのところ、県内1,002店舗を県のホームページに掲載しています。また、県内で食生活改善などのボランティア活動に取り組む食生活改善推進員の方々等が作成した「埼玉県コバトン健康メニュー」のレシピを県ホームページや料理レシピサイト「クックパッド」の「埼玉県コバトン公式キッチン」でもご紹介し、広く減塩メニューの普及にも努めています。
本県では、令和4年度に「食塩摂取」を主テーマとした県民栄養調査を実施し、現在、調査結果を解析しています。今後、この結果に基づき、市町村や医師会、食品事業者等と連携した減塩への取組を検討していきます。
引き続き県民の皆様の生活習慣病の予防や健康増進にしっかりと取り組んでいきます。
ご提案ありがとうございました。
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