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掲載日:2024年11月18日
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憩いの場である大宮公園の小動物園について、「大宮公園グランドデザイン」構想の中であまり触れられていなかった「動物のスペースの拡張」点について意見させていただければと存じます。(公園は県営のため)
大宮公園小動物園は無料でありながら、うさぎやカピバラなどかわいい動物を観察したり触れあったりできる貴重な場所です。
旧大宮市に生まれた私としては幼少期から慣れ親しんできた思い出の場所でもあります。
「グランドデザイン」資料の中でも年間30万人程度が訪れるものと言及されており、競輪場に次いで2番目に多い利用者数を誇ります。
ただ、老朽化にあたり「移転または撤去を検討」するとの記述がありました。
まず動物園については撤去しないでいただきたいと願うのと、もし更新や移転をする場合は動物たちのスペースが広く取れるような工夫がなされるといいと意見致します。
現状の動物園ではかなり狭い檻に閉じ込められているような印象を受けるブースもあり、動物たちのストレスになっていないかどうか心配になる時があります。特にアカハナグマ、ニホンツキノワグマ、ブチハイエナなど目的なく同じところを行ったり来たりするなど、ストレスが原因と思われる「常同行動」が見られます。
少し入場料を取ってもいいので、幸せな動物が見られたら嬉しいです。リニューアルを行うのであれば、より広いスペースを設け、檻よりもアクリル板を用いたり、ふれあいがもっとできたりするなど工夫が見られるといいです。
僭越ながら忙しい知事にご意見させていただきましたが、我が県の発展をこれからも応援しております。
寒くなります折、お体ご自愛下さい。今後ともよろしくお願い致します。
大宮公園の小動物園について撤去しないでほしい、また、もし更新や移転をするのであれば、動物たちのスペースが広くとれるような工夫をしてほしいとのお話をいただきました。
現在、県では、大宮スーパー・ボールパーク構想において、野球場などの競技施設の再編について検討しています。大宮公園の小動物園は、対象となる競技施設に隣接しているため、今後の構想の実現に向けた検討の中で、撤去や更新を含めた移転等の方針を検討することとしています。構想の検討に当たっては、「試合がある日もない日も楽しめる公園」を目指しており、その一環として、小動物園の活用についても検討を進めていきます。
更新をするという方針になれば、ご提案いただいた「動物スペースの拡張」など、飼育動物の「幸福な暮らし」を実現するといった動物福祉の視点からの施設整備に努めていきます。
なお、日常的な飼育の中では、動物のストレス軽減のため、餌を探させるといった餌やりの工夫や獣舎内に丸太などを配置し、環境を変化させるなど、現況の中で可能な限り、動物に刺激を与える取組を行っており、今後とも、引き続き、こうした動物の福祉向上のための取組を行っていきます。
向寒の折、どうぞご自愛ください。
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