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掲載日:2024年10月21日

ようこそ知事室へ 埼玉県知事 大野元裕

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令和3年度に寄せられた提案の紹介(9月)

埼玉県のイメージ戦略について

 知事は、これまで「どこでも知事室」等、徹底した県民目線で活動されてきたと存じます。

 一方で、埼玉県は、慢性的に、そのイメージに課題があると感じています。実際に、埼玉県では定期的にイメージ戦略について取り上げており、1992年に埼玉県庁で「イメージアップ推進室」が設けられたものの、2017年にも、「埼玉県の魅力・ブランドの向上について」の募集がされていました。

 私自身は、埼玉県の広報戦略により、埼玉県のイメージをブランディング化できるのではないかと考えています。そこで今回、埼玉県のイメージ戦略について、その提案の内容を以下に記述させていただきました。埼玉県に、新たなスローガンを制定するという内容です。

 広告代理店等で言われている、広報・広告で用いられる法則として、「広告力=相性×差別化×価値提供」という方程式で表すことができます。

 また、もう一つ考えるべき概念として、「純粋想起」というものがございます。これは、「○○といったら××」というような連想ができるものです。

 そこで、埼玉県の場合、「彩の国さいたま」以外に、「住みよい街 埼玉」というスローガンを創れば、

純粋想起:埼玉と言えば住みやすい場所

相性:ベッドタウンと言われる土地であることと矛盾はなく、特にさいたま市では、86.3%の人が市のアンケートに対して住みやすいと答えている。

差別化:住みやすさでブランディングしている都道府県は、今のところ存在しない。

価値提供:東京都民の転出先トップでもあり、都会の喧騒を離れた「住みやすさ」というニーズを持つ人々に応えられる。

というイメージの形成が可能なのではないかと考えております。

 具体的な広報戦略としては、埼玉県で認知度を大幅に上げる方法として、会見などの際に用いられるインタビューボードの背景にその可能性が大いにあると考えています。インタビューボードに大きくスローガンを掲載すれば、テレビで多くの視聴者が目にする機会となり、埼玉の新たなイメージを形成することが可能なのではないでしょうか。

 実際に、広告戦略に力を入れることで、県民の愛着度を大幅に向上させることができたのが、香川県です。「うどん県」というイメージに一点集中することで、「香川と言えばうどん」という純粋想起を可能にし、結果的に地元民の愛着度も47位から20位台にまで向上しました。

 お忙しいことと存じますが、もちろん私の案に限らず、例えば民間で蓄積されたノウハウを含んだ、今後の埼玉の「ブランディング戦略」についてご検討いただければ幸いです。今後の埼玉県のますますのご発展をお祈り申し上げます。

知事の返事

 埼玉県のイメージ戦略として、「住みよい街 埼玉」というスローガンを創って、埼玉県のイメージをブランディングしてはどうかとのお話をいただきました。

 本県が実施した令和2年度県政世論調査によると「今住んでいるところは全体として住みよいところだと思う」と感じている県民の方は、全回答者数(2,834人)の約8割となっています。また、民間の不動産関連企業が行う関東住みたい街ランキングでは、大宮や浦和をはじめとして県内の街が上位に位置するなど、住みやすい街としての認識はかなり高まっていると言えます。県としても多くの方に「住みやすさ」や「住みたい」と感じてもらえることは重要であると考えており、埼玉の魅力の一つとしてこれまでも発信してきましたが、引き続き積極的に発信していきたいと考えています。

  また、県の認知度を大幅に上げる方法として、インタビューボードを活用してはとのお話もいただきましたが、本県では、知事会見の際に利用しているインタビューボードの中で、県民の皆様にお伝えしたいキーワードをデザインしています。今年度は、埼玉誕生150周年記念のロゴマークや、新型コロナウイルス感染予防対策が急務であることから「積極的にワクチン接種を」「基本的な感染予防対策の徹底」のメッセージもインタビューボードを利用して、発信しています。

 いただいたご提案も踏まえ、「住みやすさ」については、今後とも本県の魅力として強くアピールしていくとともに、その他の埼玉が持つ魅力についても改めて見直した上で、WEB、SNSも使いながらプロモーションを展開するなど効果的な情報発信をすることで、埼玉ブランドの価値向上・普及に努めてまいります。

 時節柄、どうぞご自愛ください。

お問い合わせ

県民生活部 県民広聴課 広聴・知事への提案担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-822-9284

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