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掲載日:2023年9月11日
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初めまして。
埼玉県民としてというより日本国民としてなのですが、北朝鮮拉致問題、個人的に何かできる事はないでしょうか。
先日の横田滋さんの訃報に胸が張り裂けそうです。
自己満足と思われてもいいので、メールや手紙を北朝鮮に送れないのですか?無知で申し訳ありません。
教えて下さい。
拉致被害者の方々の救出は、我が国の主権と国民の人権に関わる由々しき問題です。平成16年以降、拉致被害者の方々の帰国は実現しておらず、ご家族の高齢化が進む中、この問題に時間をかけることはできない状況でありました。こうした中、横田滋さんの訃報は誠に残念でなりません。改めてご冥福を心よりお祈り申し上げるものです。
私は国会議員時代、「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟」に所属し、「北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」の筆頭理事として拉致問題解決に積極的に取り組んできました。知事就任以降も、拉致問題を考える埼玉県民の集いの開催や街頭署名活動の実施など通じて、拉致被害者のご家族の切実な思いを受け止め、一刻も早い救出への決意を新たにしてきたところです。
メールや手紙を北朝鮮に送ることはできないかとのお申し出をいただきましたが、残念ながら日本と北朝鮮は外交関係がないため、個人として電話やメールのやり取りは行うことができません。お気持ちは分かりますが、この点はご理解いただきたいと思います。
拉致問題の解決には、被害者の方々やご家族の早期帰国を願う思いを忘れることなく、解決を望む国民の強い意志を北朝鮮に伝えていくことが大切です。本県では毎年12月10日から同月16日までの「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」において、浦和駅周辺などで街頭署名活動を実施していますので、是非ご協力いただければと存じます。
政府の行動を後押しするのは、国民一人ひとりの声です。引き続き政府と力を合わせ拉致問題の早期解決に向けて全力で取り組んでいきます。
雨の多い季節です。どうぞご自愛ください。
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