第1回
日時
令和元年10月24日(木曜日)10時50分~12時20分
場所
ひだまり子ども食堂(コミュニティカフェひだまり)
川越市川鶴2-11-1
内容
- 県内で子ども食堂の運営や学習支援活動などを実施されているかた(6名)との子供の居場所づくりに関する意見交換
- 子ども食堂で提供されている食事を試食しながらの歓談
参加者からの意見
- 子ども食堂で活動したいと情報を待っている人が多い。県には活動場所などとのマッチングをもっと頑張ってもらいたい。
- 子ども食堂などの運営に当たって様々な関係者と話をすることがあるが、県からミッションを与えられているということが相手側にわかると、調整がしやすくなる。
- 貧困の連鎖を断ち切るために一番大切なのは学習支援だと考える。学習支援の場が小学校単位であって、細やかに教えてもらえればいいと思う。
- フードパントリーは実際に食品を渡すことを行っているが、家庭とつながるということが一番大切であり、地元の子ども食堂や学習支援団体と連携していきたいと考えている。
- 子ども食堂で子どもたちに調理や配膳を手伝ってもらう。作る側に立つというのは、子どもたちにとっても大きな体験となっている。
- 学生だからこそ子どもたちにできることがある。兄、姉がいなかったり、年上の人に甘える機会がないという子供もいるが、兄弟のような存在で関わることができ、子供たちにいい影響を与えることができる。学生にとってもいい社会経験になっていると思う。
知事から一言
- 多様な御意見を聞くことができ、多くの示唆をいただいた。
- 子ども食堂を契機として共助の可能性を広げることが大事だと思う。今後、活動ニーズと活動場所を提供されるかたのマッチングを進めていきたい。
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日時
令和元年11月20日(水曜日)9時10分~10時30分
場所
公立大学法人埼玉県立大学
越谷市三野宮820
内容
埼玉県立大学で学ぶ学生(24人)と実習で感じる本県保健医療福祉の現場の状況や今後の保健医療福祉の在り方などに関する意見交換
参加者からの意見
(埼玉県立大学の学びの中で感じること)
- 私は社会福祉子ども学科で保育士を目指している。保育園・幼稚園で実習して、ただ子供の面倒を見ればいいというわけではないことを学んだ。保護者からの教育相談、子供のための環境の整備、障害のある子供とのかかわりなどを園の先生から学び、保育士の責任の重さを改めて感じた。
- 私が目指している歯科衛生士は専門学校でも資格が取れる。私はIPW(※)に興味があって県立大学を選んだ。実習において、看護学科や理学療法学科など他学科の学生と一緒に学ぶことで歯科衛生の学生だけでは気づけなかったことをたくさん学ぶことができた。
※IPW(Interprofessional Work):複数の専門職が協働して利用者や患者の要望に応えていくこと。
- 県立大学には実習でお世話になっている医療機関や福祉施設が数多くあるが、附属病院や特定の連携病院というものはない。そのため、実習先の医療機関によって経験できる検査に差が出てしまう。連携病院等があれば、学生の経験値の均一化を図ることができる。
- 県立大学は保健医療福祉系大学なので、ボランティアサークルに所属している学生だけでなく他の学生も、もっと障害のあるかたと触れ合う機会を増やした方がいいと思う。
(今後の保健医療福祉の在り方について)
- 医療従事者を目指す人を増やすために、高校生や小学生が医療に興味を持ってもらうことが大切だと思う。公開講座などで、学んだことを楽しく県立大学から発信できたらいいと思う。
- 私は病院に勤務しながら県立大学の大学院に通っている。地域包括ケアシステムの中では学位を取得した医療従事者がリーダーシップをとる必要があると思う。働きながら大学院教育を受けることができる県立大学のリカレント教育の制度は素晴らしい。
- 予防医療が大事だと思う。医療従事者のかたから出向いて、小学校くらいの小さな単位で病気の恐ろしさを具体的に教えると自分事としてとらえてくれると思う。
- 業務の効率化のため、介護分野でAIやICTを活用すべきだと思う。ペット型ロボットの活用も予防医療として有効だと思う。
知事から一言
- 実体験に基づいた貴重な御意見を聞くことができ、本当に有難かった。
- いろいろと制約もあるが、政策につながるような御意見もいただけたので、持ち帰ってブラッシュアップしていきたい。
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日時
令和2年2月19日(水曜日)14時45分~16時15分
場所
さかた園芸
熊谷市下川上1319
内容
県内各地で農業の6次産業化や儲かる農業を実践されている女性農業者の皆さま(8名)と6次産業化や儲かる農業、女性の農業者の経営参画などに関する意見交換
参加者からの意見
- ものを作ってそれを食べてもらって喜んでもらえる、そしてその声を生で聞けるのはすごいいいこと。ただ、手をかけないとおいしいものができないので、それは大変。
- 自分で一つ一つ作るのは、手がかかっていて、大量生産で安くはできないので、いいものだと伝えて、いい値段で売っていきたい。伝える手法や場所などについてよく情報交換している。
- 店舗に商品を置いてもらうのは一者だけだと難しいけど、複数の生産者が集まっていろいろな商品がそろうと、棚を作りましょう、フェアをやりましょうって言ってくださる百貨店などがある。
- 会社勤務の時より気は楽だが、収入の面では不安がある。
- 会社員なども経験してきて、今までの職業と比べて、農業は儲からない、農業は大変だという思いはない。
- イチゴは半年しか収入がない。その半年でどれだけ稼げるかが勝負。残りの半年休んでいるように思う人がいるが、苗を作るなどとても忙しい。だけど、その間は収入がない。
- 新規就農で、この植物がどう育つのかなど自分で観察したり、勉強したりしていて、楽しむ姿勢で取り組んでいる。
- ファームステイについて、廃校になった学校を活用して、教室をステイ先にしたい、レストランをしたいなどの夢がある。
知事から一言
- 皆さんの仲の良さを生かして販売促進の機会につながるよう祈っている。
- 県にできることがあれば、言ってもらいたい。
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