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掲載日:2022年1月26日
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◆埼玉県の推計人口は昭和30年代中ごろから増加傾向にあります。
現在も緩やかな増加傾向にありますが、直近5年分を見ると、令和2年の増加傾向は鈍化しました(表1参照)。
【表1 推計人口の推移】
時点 |
人口 |
対前年同月 |
対前年比 (%) |
---|---|---|---|
平成28年1月1日 | 7,270,549 | ー | ー |
平成29年1月1日 | 7,291,207 | 20,658 | 0.28 |
平成30年1月1日 | 7,310,697 | 19,490 | 0.27 |
平成31年1月1日 | 7,325,251 | 14,554 | 0.20 |
令和2年1月1日 | 7,338,536 | 13,285 | 0.18 |
令和3年1月1日 | 7,342,684 | 4,148 | 0.06 |
◆鈍化の原因としては、新型コロナウイルス感染症の影響が大きいと考えられます。4月に緊急事態宣言が発出され、人の移動が抑えられたことにより、5月~10月の社会増減が例年に比べ大きく減少しました(表2参照)。
令和2年7月の社会増減は4人のマイナスだったのですが、社会増減がマイナスとなったのは平成27年8月以来のことでした。令和2年9月にも社会増減が162人のマイナスになりました。
◆一方、自然増減がマイナスとなる状況が5年以上続いており、人口の増加傾向に歯止めをかけています。
◆新型コロナウイルス感染症が収束しなければ、社会増減がマイナスとなる月が頻発したり、社会増減がプラスとなったとしてもその幅が小さくなる月が続くことが十分予想されます。また、高齢化社会の進展により、自然増減のマイナス幅がさらに大きくなると考えられます。
今の状況が続けば、近い将来、埼玉県の推計人口は減少に転じることになるかもしれません。
【表2 月別社会増減数】
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