埼玉県鉱工業指数（令和6年3月分、第1四半期分）～ 令和6年3月分は生産が「2か月連続の上昇」～

鉱工業指数は景気や経済の動きを把握することを目的としており、製造業の事業所における活動状況を表すものです。
景気の動きに敏感で、速報性があるため足下の景気動向を判断する指標の1つとなります。

令和6年3月分  生産は2か月連続の上昇、出荷は3か月連続の低下

1  概要

令和6年3月の生産指数は、化学工業、輸送機械工業などの上昇により2か月連続の上昇となりました。
出荷指数は、食料品工業、生産用機械工業などの低下により3か月連続の低下となりました。
在庫指数は3か月連続の上昇、在庫率指数は2か月連続の上昇となっています。

埼玉県鉱工業指数（令和6年3月分）(2015年=100)

	指数	前月比（％）	前年同月比（％）
生産	77.4	0.4	-2.2
出荷	78.3	-0.1	-1.3
在庫	87.7	1.0	-3.1
在庫率	177.9	41.5	49.6

 

総合指数の推移

 

 2  業種・品目別動向（生産・出荷23業種）

＜ 生産 ＞

		主な業種	前月比（％）	主な品目
上昇	10業種	化学工業	15.2	医薬品
		輸送機械工業	10.3	自動車エンジン
低下	13業種	食料品工業	-4.0	炭酸飲料
		電気機械工業	-14.8	電力変換装置

 

＜ 出荷 ＞ 

		主な業種	前月比（％）	主な品目
上昇	8業種	化学工業	10.0	医薬品
		輸送機械工業	10.5	乗用車
低下	15業種	食料品工業	-5.8	炭酸飲料
		生産用機械工業	-18.2	半導体製造装置

 

令和6年第1四半期分  生産は3期連続の低下、出荷は2期ぶりの低下

1  概要

令和6年第1四半期（令和6年1月～3月期）の生産指数は、化学工業、汎用機械工業などの低下により3期連続の低下となりました。
出荷指数は、輸送機械工業、汎用機械工業などの低下により2期ぶりの低下となりました。
在庫指数は3期ぶりの上昇、在庫率指数は2期連続の上昇となっています。

埼玉県鉱工業指数（令和6年第1四半期分）(2015年=100)

	指数	前期比（％）	前年同期比（％）
生産	76.0	-3.9	-2.5
出荷	79.1	-3.1	-0.3
在庫	87.7	4.4	-3.1
在庫率	140.1	9.4	21.2

 

県内主要産業の指数推移

 

2  業種・品目別動向（生産・出荷23業種）

＜ 生産 ＞   

		主な業種	前期比（％）	主な品目
上昇	5業種	食料品工業	4.8	チョコレート
		生産用機械工業	15.8	フラットパネル・ディスプレイ製造装置
低下	18業種	化学工業	-13.6	医薬品
		汎用機械工業	-11.3	空気圧機器

＜ 出荷 ＞ 

		主な業種	前期比（％）	主な品目
上昇	6業種	食料品工業	2.8	炭酸飲料
		生産用機械工業	9.2	フラットパネル・ディスプレイ製造装置
低下	17業種	輸送機械工業	-7.4	乗用車
		汎用機械工業	-11.4	空気圧機器

 

この統計に関するホームページアドレス

『彩の国統計情報館』埼玉県鉱工業指数のページ

 

報道発表資料（ダウンロードファイル）

• 埼玉県鉱工業指数（令和6年3月分、第1四半期分）（PDF：236KB）

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