令和2年度学校保健統計(学校保健統計調査の結果)について
部局名:総務部
課所名:統計課
担当名:労働学事担当
担当者名:飯田、青木、小島
令和2年度に実施した「学校保健統計調査」のうち、埼玉県分の結果について取りまとめたものです。
1 学校保健統計調査
- 目的:幼児、児童及び生徒の発育及び健康の状態を明らかにする。
- 調査項目:発育状態調査(身長、体重)、健康状態調査
- 調査対象者:県内の国・公・私立の幼稚園、幼保連携型認定こども園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校及び中等教育学校のうち、文部科学大臣が指定した学校(調査実施校)に在籍する満5歳から17歳までの児童等の一部
発育状態調査対象者数/16,767人 健康状態調査対象者数/107,135人
2 調査結果のポイント
(1) 主な疾病・異常被患率
- 裸眼視力1.0未満の者の割合は、6歳(小学校1年生)では25.2%、9歳(小学校4年生)では38.9%、11歳(小学校6年生)では46.0%と、年齢が上がるとともに増加した。小学生の裸眼視力1.0未満の者の割合は、35.0%と、過去最多となった。
- むし歯(処置完了者を含む)の者の割合は、幼稚園26.4%、小学校36.2%、中学校26.9%、高等学校34.9%で、すべての学校段階で、過去最少となった。
(2) 肥満傾向児及び痩身傾向児の出現率
- 肥満傾向児の割合は増加傾向、特に、男子では7~17歳、女子では11歳、13歳で10%を超えた。一方、痩身傾向児の割合はおおむね横ばい傾向となっている。
- 肥満傾向児の出現率は、男子では10歳(17.85%)、女子では11歳(10.82%)が最も高く、痩身傾向児の出現率は男子、女子とも16歳(男子5.28%、女子4.27%)が最も高くなっている。
3 新型コロナウイルス感染症に伴う対応
令和2年度については、新型コロナウイルス感染症の影響により、例年4月1日から6月30日に実施される健康診断について当該年度末までに実施することとなったため、学校保健統計調査においても調査期間を年度末まで延長することとした。
このため、本集計結果は、成長の著しい時期において測定時期を異にしたデータを集計したものとなっており、過去の数値と単純比較することはできない。
この統計に関するホームページアドレスは
「彩の国統計情報館」学校保健統計調査令和2年度
http://www.pref.saitama.lg.jp/theme/tokei/index.html
報道発表資料
令和2年度学校保健統計(学校保健統計調査の結果)について(PDF:212KB)
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