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掲載日:2024年7月24日

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知事記者会見 令和6年7月23日

知事記者会見動画【全体:YouTube】
知事会見パネル(PDF:1,894KB)

  知事発表

パリオリンピック・パラリンピックについて 【該当部分動画(YouTube)】

知事

 私の方から、まず何点か御報告させていただきたいというふうに思います。まずはじめにでありますけれども、「県ゆかりの選手がオリンピック・パラリンピックに出場します」であります。いよいよ第33回オリンピック競技大会が7月26日に開会し、32の競技で熱戦が繰り広げられる予定になっております。また、7人制ラグビー、あるいはサッカー等は明日24日から開始となる競技もあると伺っています。さらには、第17回パリ2024パラリンピック競技大会は8月28日に開幕し、22の協議が実施される予定と聞いています。

 県内の学校を卒業された方や、県内に勤務、在住されている方等をいわゆる本県ゆかりの選手として把握したところ、7月22日現在ですけれども、この大会には合計85名の方々が日本代表として出場される予定であります。オリンピックの方では、全32競技の内、19の競技に51名の選手が出場いたします。パラリンピックの方では、全22の競技の内、13の競技に34名の方が出場される予定であります。この内、(パネルを示しながら)この緑色で示した競技ですけれども、これは陸上競技、水泳等の多くの競技にパリ大会を含め3大会連続で、県ゆかりの選手が出場している競技と人数であります。また、黄色はゴルフとかブレイキンとかありますけれども、前回の東京大会で県ゆかりの選手の出場はなかったけれども、今回見事出場された、あるいはブレイキンの場合はパリ大会からの新種目でありますから、当然前回はなかったということで今回1名の方が出場されます。また、(パネルを示しながら)ピンクで示したローイングであったり、あるいはバレーボール等では、前回東京大会よりも、県ゆかりの選手が多く、参加されることとなりました。

 この中でも特に注目をしていただきたい本県ゆかりの選手、一部しか御紹介できないのが残念ですが、御紹介させていただきます。まず、サッカー、高橋はな(たかはしはな)選手であります。高橋選手は、WEリーグの三菱重工浦和レッズレディース所属であります。浦和レッズレディースでは、フォワードとしてプレーすることもある得点力のあるディフェンダーであります。また、先般のWEリーグの表彰式でも、大いに観客を沸かせていましたけれども、日本チームのムードメーカーとの呼び声も高い選手であります。高橋選手をはじめとして、本県ゆかりの女子サッカー選手たちと日本チームの躍進に期待したいと思います。また、バレーボール、埼玉上尾メディックスの岩崎こよみ(いわさきこよみ)選手は、先日、(チームの)同僚である山中(宏予)(やまなかひろよ)選手と共に、知事公館にお越しいただき、女子スポーツや女性活躍等について大いに語っていただく機会がありました。その様子は先日21日、テレビ埼玉で放映されましたが、女性アスリートとして、あるいは母親として両立しながら、チームの司令塔として活躍されている岩崎選手が、パリにおいても大いに活躍し、日本を勝利に導いてくれると確信しています。パリオリンピックでは、新種目となったブレイキンに本県ゆかりの選手が出場いたします。湯浅亜美(ゆあさあみ)選手は、川口市出身。世界選手権をはじめ、多くの国際大会で優勝経験を持つ彼女ですから、メダルのプレッシャーもあるとは思いますが、自分のダンスを貫き、大会でたくさんの笑顔を見せていただきたいと思います。パラリンピックとなりますけれども、水泳の西田杏(にしだあん)選手、所沢市出身です。今回、日本選手団の旗手を務める方で、東京オリンピック(・パラリンピック)にも出場し、県はプラチナアスリートとして支援してきた選手であります。パリの地での彼女のダイナミックな泳ぎに是非注目していただきたいし、私も直接お会いいたしましたけれども、非常に前向きな選手であります。ゴールボールの金子和也(かねこかずや)選手は、所沢市を拠点として活躍するゴールデンスターズに所属しており、この方も埼玉県としてプラチナアスリートとして支援してきた選手であります。東京パラリンピックから2大会連続出場となります。また、ゴールボール日本代表6人の選手の内、佐野(さの)選手、田口(たぐち)選手、鳥居(とりい)選手、宮食(みやじき)選手も、本県ゆかりの選手(であり)、6人の内5人が埼玉県ゆかりの選手でありますので、是非注目していただきたいと思います。また、卓球の船山真弘(ふなやままひろ)選手はさいたま市出身です。この方も県がプラチナアスリートとして支援してきた選手であります。今回が初出場となります。学生アスリートとして、文武両道を極めるとともに、日頃から健常者の強豪たちと切磋琢磨するこの若武者に是非注目いただきたいと思います。これら県ゆかりの選手につきましては、県ホームページの「スポナビ!サイタマ!」特集ページに掲載しています。今日は一部しか御紹介できませんでしたが、是非「スポナビサイタマ」で検索し、本県ゆかりの選手を御確認いただき、注目、応援していただきたいと思います。また、SNS応援企画として、県スポーツ振興課SNSで、県ゆかりの選手の活躍を発信してまいります。県民の皆様にも、選手への応援メッセージをお送りいただきたいと思います。そして、その応援メッセージを書いていただくときには、「#(ハッシュタグ)埼玉から世界へパリ2024」をつけて投稿していただくと、より多くの方に応援の輪が拡大します。是非一緒になって、大会を盛り上げていただきたいと思います。

埼玉版スーパー・シティプロジェクトについて 【該当部分動画(YouTube)】

知事

 次に、「埼玉版スーパー・シティプロジェクトのガバメントピッチ参加企業等の募集について」であります。県では、埼玉版スーパー・シティプロジェクト推進のため、昨年度に引き続き、ガバメントピッチを開催することといたしました。ガバメントピッチというのは、埼玉版スーパー・シティプロジェクトに取り組む市町村が自らのまちづくりにおける課題やニーズを企業等に向けて発信します。そして、これに対して、企業側からの提案を基に、県がその市町村とマッチングを行うというイベントであります。このガバメントピッチの開催に当たり、市町村と一緒にまちづくりに取り組んでいただける企業等の皆様を募集いたします。ガバメントピッチでは、例えばですけれども、まずは、高齢者の移動手段について、何らかの課題を抱える市町村がいたとします。その市町村は、現状の課題や将来像を含め、高齢者の移動手段確保について発表を行います。そして、この発表を聞いていただいた企業等は、市町村が発信した課題やニーズに対応したアイデアを提案することになります。例えば、どんなアイデアかというと、移動手段に注目すると、「デマンド・タクシー」、「自動運転バス」等の提案があるかもしれません。あるいは、そもそも移動する必要すらないという観点に立てば、移動販売等によって課題を解決するような提案が出てくるのかもしれません。こういった(提案)以外の、私たちが予想しないような企業さんからの提案もあるかもしれません。県としては、ガバメントピッチをきっかけにして出てくる様々な企業さんの提案を市町村のニーズとつなぎ、事業化の促進を図りたいと思っています。埼玉版スーパー・シティプロジェクトは、超少子高齢社会を見据えて、市町村の「コンパクト」、「スマート」、「レジリエント」の3つの要素を兼ね備えた持続可能なまちづくりを県が支援するプロジェクトであり、既に御報告しているとおり、令和6年7月現在、46団体がエントリーしています。市町村によるプロジェクトの推進に当たっては、まちづくりに関するノウハウを有する企業等との協働が必要な場合があります。企業等の皆様には是非ガバメントピッチに御参加いただき、御提案を寄せていただきたいと思います。

  今年度のガバメントピッチは、8月20日(火)と21日(水)の2日間、Zoomによりオンラインで開催いたします。まちづくりに御協力いただける民間企業、団体や研究機関等、様々な方々に幅広く、御参加いただきたいと思っています。また、埼玉版スーパー・シティプロジェクトに関わる取組についてのヒントを得ることができる機会となることから、県内の市町村の皆様にも是非見ていただき、参考にしていただきたいと思います。参加を希望される企業・団体等及び市町村、いずれの申込みについても本日より受付を開始いたします。「埼玉県、ガバメントピッチ」のキーワードで検索していただき、ホームページより、お申込みいただきたいと思います。なお、昨年度については、9団体から10テーマの発表があり、2日間合計で365人の方に御参加いただきました。企業等からは125件御提案を頂き、今日までに、実際に事業化につながったマッチングは7件、今年度も企業等と市町村との良い出会いが生まれればと期待しています。

 今年度のガバメントピッチに登壇する自治体を御紹介いたします。このガバメントピッチの開催に当たって、既にプロジェクトにエントリーしている46団体に参加を呼び掛けたところ、これまでに10団体から参加意向がありました。1日当たり5つのテーマを発表していただくことを予定しております。各団体のテーマ概要を具体的に見ていきますと、まず1日目ですが、毛呂山町では「交流機会の創出と産業の活性化」、そして秩父市は「平日に人を呼ぶ仕組みづくり」、行田市は「ウォーカブルなまちづくり」、小鹿野町では「目抜き通りのにぎわい創出」、そして美里町では「中心拠点となる商業施設の整備」となっています。

 そして2日目となりますけれども、上尾市からは「荒川堤防利活用によるにぎわいづくり」、川島町では「廃校を活用した拠点づくり」、そして鳩山町では「町有施設を活用した住みやすさの向上」、そして春日部市では「団地住民の幸福度増進」、そして最後になりますが、横瀬町では「関係人口との交流の場創出」とそれぞれ地域の実情に応じた様々な発信がなされる予定であります。これらの内容をそれぞれ10分間で企業等の皆様に対し、コンパクトに御説明いただくとともに、その場で質疑応答を行い、参加されている企業様等とのコミュニケーションを取っていただきます。

 最後に、ガバメントピッチに関連する全体のスケジュールを御説明いたします。県では、市町村が抱える課題やニーズの整理をそれぞれの自治体と一緒に行い、現在、発表資料の作成を支援しています。短い時間の中で、分かりやすく伝える、的確に伝えることが、結果として企業等からの解決案の提案を数多く引き出すことにつながると思います。ガバメントピッチの開催後は、一定の期間を空けて、企業等からの提案を受け付け、その後、各市町村が提案の選定作業を行い、具体的な事業化協議を進めることとなります。県としては、マッチング成立後の事業化まで、具体的に、継続的にしっかりと伴走支援を行ってまいります。埼玉版スーパー・シティプロジェクトの官民連携による持続可能なまちづくり推進のために、より多くの皆様にこのイベントに御参加いただき、各市町村の取組に御協力いただきたいと考えております。

東京

 パラリンピック・オリンピックのことで伺いたいのですけれども、先ほど、一部しか紹介できなくて残念だというお話がありましたけれども、知事の個人的に気になる選手だったりがいれば御紹介いただきたいなと思いました。

知事

 全ての埼玉県ゆかりの選手に活躍していただきたいと思っています。他方、水泳競技の瀬戸大也(せとだいや)選手は、リオ(オリンピック)、東京(オリンピック)に続いて3大会連続となります。リオでは、銅メダルということでしたけれども、メダル獲得に向けて、私も同選手の後援会の名誉会長だったと思いますので、実力を発揮していただけるように注目しています。また、彩の国だよりで御紹介いたしました、この場でも以前、御紹介いたしましたけれども、陸上、マラソン競技の小山直樹(こやまなおき)選手については、パリ五輪男子マラソン代表内定の際、激励会に私も参加させていただき、祝辞を送りました。花の都パリの地を颯爽と駆け抜ける小山選手の姿、目に浮かぶようであります。是非期待したいと思っています。同じく、彩の国だよりでやはり紹介をいたしました、レスリング競技の元木咲良(もときさくら)選手については、シドニー大会のレスリング日本代表選手のお父様の影響で、レスリングを始めたというふうに聞いています。親子2代でのオリンピック出場を果たすことになりましたので、是非その攻撃力、見てみたいと思っています。また、バドミントンでは、長島理(ながしまおさむ)選手が東京大会に引き続き出場されますが、ベテランらしい駆け引き、これは非常に楽しめるというふうに考えています。また、ゴールボールの萩原紀佳(はぎわらのりか)選手でありますけれども、前回の東京大会で、得点ランキング2位の25得点というふうに素晴らしい活躍を見せていただきました。今大会初出場の新井みなみ選手とともにメダル獲得を目指して頑張っていただきたいと思います。私もゴールボール、体験させていただいたんですが、まあ、なかなか大変なスポーツであります。是非頑張っていただきたいと思います。

東京

 パラリンピック・オリンピックで関連でもう一つ、パラリンピックについてなんですけれども、県内の選手がたくさん出場する中で、今回を契機に障害者スポーツであったり、様々な方が楽しめるスポーツの振興についていかがお考えでしょうか。

知事

 まず、障害者スポーツの中には、共生社会を目指す上で極めて有効なものがあると私は思っています。したがって、障害をお持ちの方が頑張る姿を見て、私たちやあるいは他の障害を持つ方が元気を頂くというのもあるのですが、それだけではなくて、共に生きる、共生社会というものを切り開いていく、契機になればというふうに考えています。埼玉県では、先ほどプラチナアスリートとして支援を行っているというふうに申し上げましたけれども、パラリンピック出場を内定している34名の内7名を県が支援してるのですね。これ実は、以前はちょっと違ったのですけれども、今年度からかな、パラリンピックとそれからオリンピック、両方のオリンピック(・パラリンピック)のアスリート、通常の健常者アスリートと障害をお持ちのアスリート両方をプラチナアスリートとして同様に、支援を行ったり、両方の選手が参加していただけるようなプログラムを作ったりということでですね、我々としても、県としてもですね、もちろん、スポーツそのものも大変すばらしいのですけど、県としても、そういった共生社会を進められる取組に全力を挙げていきたいと考えています。

 

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  幹事社質問

兵庫県知事のパワーハラスメント疑惑について 【該当部分動画(YouTube)】

東京

 兵庫県のパワハラ問題のことでなのですが、斎藤元彦(さいとうもとひこ)知事が職員にパワーハラスメントをした疑惑があるとして話題になっています。疑惑を訴え出た職員を県が処分したことについて、問題視する意見もあり、この問題について知事の所感を教えてください。また、埼玉県、埼玉県庁におけるパワハラ対策の取組や、今後改めて調査したり、新たに取り組むことがあれば教えてください。

知事

 まず、斎藤知事によるパワハラ疑惑、あるいは兵庫県が行った処分等につきましては、私も報道で承知しております。他方で疑惑を訴え出た職員の方がお亡くなりになったというふうに聞いており、大変残念なことだと思います。改めてお亡くなりになった職員の方の御冥福を、まずはお祈りをさせていただきたいと思います。このようなその一連の事案の中で、兵庫県政が混乱し、県民の生活に影響が生じることがないよう、一刻も早く事態の収拾に努めていただきたいというふうに願うばかりであります。この個別のケースについて詳細を承知しているわけではないので、なかなかコメントはしにくいのですが、一般論として申し上げれば、法に基づいて、公益通報を行った職員について、事実関係が判明する前に一方的に処分するということは、私は考えられないものだと思います。埼玉県庁において、パワハラ対策に努めているつもりですけれども、まず、パワハラを未然に防ぐという意味で各所属に2名のハラスメント防止推進員を置き、毎年職場において研修を実施する等して、全ての職員の意識啓発を行っています。次に、パワハラの疑いがあった場合の取組としては、県庁内に3つの相談窓口を設置するとともに、弁護士による外部相談窓口も設置しております。また、本県の特徴的な取組ですけれども、ハラスメントを潜在化させない、大きくなるまで表に出てこない、こういったことはやはり良くないので、「お知らせ箱」というのを設置して、匿名で職員が通報できる仕組みも用意しています。パワハラを生じさせない職場作りが大切ですが、パワハラの疑いのある事案が発生した場合であっても、相談者や通報者が不利益を被ることがないよう体制を整えているつもりです。こういった体制を整備しているため、改めて、何らかの形で対策を行うということは、今回のですね、事案を受けて考えてはいませんけれども、今後もハラスメントを根絶するために、私も含めてですね、全ての職員に対して、毎年確実に意識啓発を図っていくということに努めていきたいと思います。 

東京

 様々な取組をされている、相談窓口も設けているということでしたけれども、その相談件数とかがどのぐらいなのかであったり、ここ数年その取組の中で県庁内の雰囲気が変わってきているというところがあったら伺いたいのですけれども。

知事

 相談件数は後ほど部局の方からお返事をさせていただきたいと思いますが、いずれにいたしましても、公益通報者保護法に基づく公益通報窓口に県職員からのパワーハラスメントに関する通報があったという実績は今のところございません。

総務部

 パワーハラスメントの相談件数につきましては、先ほどの県内部の窓口の相談が28件、外部相談窓口が1件ということで、昨年度29件、相談がございました。

知事

 また、昨今変わったかどうか、私は組織に5年しかいないので分からない。もし、人事課長、私はよく分からないので、いいですか。

総務部

 このような相談窓口を整えておりますので、相談件数は、昨年度が29件で、その前が15件でございましたので、伸びておりますけれども、これは相談しやすい窓口ということで実績が増えてるということではなくて、あくまでもそういうような相談しやすい窓口を整備した結果というふうに捉えております。

知事

 いずれにいたしましても、組織の長といたしましては、虐待の時にもお願いを申し上げましたけれども、こういった問題、潜在化することが多いと思っているし、潜在化してそれで大したことがないということで終わるんだったらまだいいんですけれども、これがより大きな事案に発展してしまったり、御本人の将来に非常に大きな傷跡を残すようなことがあってはならないと思っており、是非、小さい事案であったとしても、やはり通報していただいたり、対応していくということが、私は必要ではないかというふうに組織の長として考えています。

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  その他質問

熊谷うちわ祭りについて 【該当部分動画(YouTube)】

埼玉

 昨日まで、熊谷でうちわ祭ですね、コロナ禍前の形になったのが、5年ぶり、完全に以前の形に戻ったということで、知事も昨日夕方、熊谷の方へ行かれたと思うのですが雰囲気等いかがでしたでしょうか。

知事

 まず、今、御指摘のとおり、今回5年ぶりに熊谷うちわ祭が完全復活を遂げることとなりました。やはり、昨年もお伺いしたのですけれども、開催した時間や規模が変わっていましたし、そういった意味では雰囲気、随分、今年は違うなというふうに思いました。もちろん、元々、この山車がたくさん、あるいは屋台が出てきて、叩き合いをやるというのはこれ非常に勇壮であり、また鉦(かね)や太鼓、これは本当に圧巻であります。270年と聞いていますけれども、この歴史がそこに再現される、そして、皆さんの、作り手の人たちが、しっかりと盛り上げていくという雰囲気が、昨日はその情熱をひしひしと感じることができました。また、暑い熊谷でありますけども、昨日はお陰様で涼しく、また、県内(では)大雨も降った(地域もあった)のですが、熊谷は全く(と言って良いほど)雨も降らずにですね、とてもいい雰囲気で行われたと思っています。他方で、やはりお伺いをしたところでは、20年、30年前と比べると、担い手が徐々に減ってきているということであります。もちろん、担い手が減ること自体はとても残念なのですが、他方で、お祭りをきっかけとして、地域のつながりということができるということもあると思いますので、こういったすばらしいお祭りが復活し、伝統あるものが皆の手で醸成されることを通じて、また再びそれが地域社会の活性化につながるということを期待したいというふうに思いながら、昨日は参加させていただきました。

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島村恒俊氏について 【該当部分動画(YouTube)】

読売

 今月の13日に衣料品大手チェーンのしまむらの創業者である島村恒俊(しまむらのぶとし)氏が亡くなられたというのが、昨日、しまむらの方から発表があったのですけども、島村氏は、小川町の出身で、1つの呉服店から国内有数の衣料品チェーン店まで拡大させる基礎の部分を作った方であると思うのですけども、県知事として、島村氏の亡くなられたということとこれまでの御功績も含めて受け止めをお願いします。

知事

 まずは、やはり県、経済界における大変な功労者であります、島村様の御逝去に際しては、まず心からお悔やみを申し上げたいというふうに思います。ファッションセンターのしまむらは、御指摘の通り、創業者である恒俊氏がですね、大正年間から営業されていた呉服店を発展させたものであります。やはり消費が急増する時期に、既製品の販売も含めた量販店として、上手く波を掴んだということだと思います。他方で、波を掴んだというのは、単に波に乗っただけではなくて、経営者としての能力も大変優れたところがあり、例えば1950年代からセルフサービス方式での販売方法を始めたり、あるいは1980年代、今でこそ普通ですけれども、ポイント・オブ・セールス、POSシステムの導入による在庫管理を行われた等、まさに小売の、単なる服だけではなくてですね、小売(業)経営というものの先駆けであり、その先駆けが、小川町、埼玉県から輩出されたというのは、大変すばらしいことだというふうに思っています。私たちは、この島村恒俊氏のですね、時代を読む力、また新たな手法を積極的に取り入れていくという姿勢、これは今も共通だと思います。学ばせていただき、現代社会の課題解決に向き合っていきたいというふうに思っているところです。

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自民党の方向性について 【該当部分動画(YouTube)】

時事

 昨日、自民党埼玉県連の会合の方に知事が出席されていたかと思うのですけれども、その際の御挨拶のときに、自民党員に対して、政治不信の方、しっかり修復、修正していただきたいというような御挨拶されていたかと思いますけれども、今現在、堀井学議員の香典の問題も浮上してますけれども、与党である自民党の今後のあり方・方向性について、改めてになるかもしれませんけれども、求めることとか、御意見あれば教えてください。

知事

 私は、公職にあるものすべて、与党であろうが野党であろうが、やはりその県民、国民ですね、ひいては、に対する責任というものを、私は必ず担っているというふうに考えています。そういった中で、政治不信、これは突然生まれてきたわけではなくて、政治家に起因する政治不信であるわけですから、特にその与党の役割としてこの政治不信を払拭する役割を是非期待したいというのを昨日申し上げさせていただきました。また、自民党はですね、過去の歴史を拝見いたしましても、幾度にもわたって、行政改革、政治改革というものを担ってきた過去があります。三木政権であったり、橋本行革もそうでしたし、あるいは小泉さんもそうでした。そういったものに対する評価はいろいろあると思いますけれども、そういった自浄作用を今回も発揮していただくことを期待するというふうに昨日申し上げたつもりでございます。これは私自身も含めて、政治家が作り上げた、今回、政治不信でありますから、やはり同じ政治家が、それを払拭する役割を担っていく必要があるということを自戒も込めて申し上げたつもりであります。

時事

 9月には総裁選の方も予定されていますけれども、何か選挙の在り方とか、また総裁にはどんな人物を望むのか等、もし、御意見とかあればお伺いしたいのですけれども。

知事

 9月の総裁選は自民党内のことであります。政党の中の選出の方法や、(政党の)中でどういう意思決定がされるかは、それぞれの政党のお決めになることであり、それを県民を含めた有権者が評価していくということになるんだと思いますので、いずれにしても、今、与党にある立場の政党でありますので、県民、国民に分かりやすい議論をしていただければというのが私の願いであります。

選挙規制関係の条例制定について 【該当部分動画(YouTube)】

テレ玉

 公職選挙法に関して質問を1点させていただきます。東京都知事選挙の選挙掲示板に無関係なポスターが大量に貼られた問題というのは引き続き議論になってますけども、鳥取県の平井知事が、こちらについて、条例の制定を視野に検討しているということをこの前発表されました。具体的には営利目的での利用を禁止したり、選挙管理委員会がポスターの撤去といった権限を持つようなことができるような条例を、早ければ9月の議会にも提出するという方針を示されてます。また、国の方でも与野党と分けて、公職選挙法の改正を目指す方針というものが示されていますが、こちらの動きについての知事の所感と、県として何かここも取り組むべきお考え等があればお聞かせいただけますでしょうか。

知事

 まず、報道で言われている鳥取県知事の条例の制定については、詳細な条例の内容を承知してないので、それ自体についてのコメントというものは、現時点では差し控えたい、また、国の議論というのもいろいろなところで、いろいろな方がおっしゃっておられるので、1つ1つについてコメントするつもりはありませんが、この問題そのものについて、申し上げるとすればですね、やはりその選挙の公正性というものを確保するということが、とても大切であるので、例えば、ポスターの方(だけ)ではなくて、様々な法令に違反するような事例ってございますよね、これはやはり厳正に対処するというのが、まず基本線だと思います。その上で、事業を、例えば、広告する営利目的とかですね、あるいは売名行為だとか、こういったものは実は、供託金制度の導入時や公職選挙法の制定時に既に議論がありました。この間も申し上げましたけれども、実際に具体的な例があって、それが議論されたということなので、今回の都知事選になる前から、随分、昔からですね、もう7、80年近く前からこの問題というのは認識されていたと思います。ただ、実際には抑止にならなかったということが課題になったのだというふうに私は認識しています。ただ、これらの議論について、営利目的と断定することが果たしてできるのかどうか、例えば、この本を買った人はみんな幸せになって、日本は豊かになると言った人が、本当にこの本を買うとそうなると信じていた場合に、営利目的と断定できるのかどうか、あるいは多くの方々が立候補することは、行政や政治家の立場からいうと、不都合かもしれませんけれども国民にとって、どこに不都合があるのか、あるいはハードルが低い方がいいのか、高い方がいいのか、こういった両面の議論があるはずなのです。そこで私としては、もちろん、全体で国でやるのが一番理想ですけれども、国でもですね、パッチを当てるような議論に留めることなく、公職選挙法そのものの在り方について、根本的な議論をする時期に来たのではないかというふうに思います。先ほど申し上げた規制する方向と、それから選挙はなるべく皆が立候補できて、そして皆が参加できるという、これ実は二律背反なので、どこにバランスを取っていくかという議論を、是非広い範囲の議論を多くの方々を巻き込んでしていただいた上に、公職選挙法の改正をしていただきたいというふうに私としては望んでいます。したがって、埼玉県として条例も、もちろん、県としてできる範囲のことはあるかもしれませんけども、現時点では、私は国でやるべきであり、また、それを是非やって欲しいというふうに強く考えています。(終)

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お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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