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掲載日:2021年10月27日
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知事
それでは本日は私から何点か御報告をさせていただきます。
まずはケアラー月間の創設についてであります。ケアラーとは高齢者、身体上、精神上の障害、疾病等により、援助を必要とする親族等に対して、無償で介護、看護、日常生活上の世話、その他の援助を提供する方であり、このうち、18歳未満の方をヤングケアラーというふうに言っています。県では、ケアラー、ヤングケアラーに関する認知度を測るため、令和2年10月に県政サポーターに対するアンケート調査を実施いたしましたところ、認知度はいずれも17パーセント程度に留まることがわかりました。ケアラーを支援するためには、県や市町村などの行政機関はもとより、ケアラーの近くにいる人たちが、悩みを抱えるケアラーに寄り添っていただくことが必要であります。しかしながら、ケアラー自体が知られていないために、必要な支援が届かないといった可能性もあり、認知度の向上が不可欠と考えています。このため、全国初となりますけれども、ケアラー月間を11月に創設をさせていただき、ケアラーのことを知ってもらい、支援に対する理解と協力の輪を広げ、ケアラーが孤立することがない社会とするために、集中的に広報、啓発を行うことといたしました。ケアラー月間は、県、県教育委員会、埼玉県社会福祉協議会が主体となりますけれども、市町村、市町村教育委員会、市町村社会福祉協議会のほか、福祉・医療・法律・経済・労働・教育、これらの各関係機関や報道機関等に御協力をいただくこととしております。
さて、ケアラー月間中の主な取組についてでございますが、初めに、ケアラー支援オンラインフォーラムであります。ケアラーを理解し、社会全体で支えていくために何ができるのかを考えるパネルディスカッションを行うほか、埼玉県として後程申し上げますが、ケアラー支援宣言を行い、みんなで支え合うことの大切さを訴えていきたいと考えております。私も、この際、メッセージを寄せる予定でございます。なお、このフォーラムでございますけれども、11月23日午後1時より、ユーチューブによるライブ配信をさせていただきます。次に、NHKハートフォーラムでございますが、NHKさいたま放送局、県、県教育委員会、NHK厚生文化事業団の主催によりまして、ヤングケアラーに関するフォーラムを、11月26日午後2時より、彩の国さいたま芸術劇場大ホールにおいて開催をいたします。なお、オンラインでの視聴もできます。これらの、両方のフォーラムの申し込みにつきましては、県ホームページから行うことができます。また、NHKハートフォーラムについては、NHKのホームページからも行うことができますので、是非、御参加をいただきたいと思います。続いて、多様な主体によるケアラー支援宣言であります。ケアラー支援宣言については、県や市町村だけではなくて、団体や企業などの多様な主体が、ケアラー支援のためにできることを、ケアラー支援宣言として表明をいただくことです。具体的には、例えばここにございますけれども、この真ん中の四角にあるように、「私たちは、○○○○でケアラー、あるいはヤングケアラーを支援します」というように、この○○○○のところを、考えていただくという笑点のような仕組みになっております。例えば、空きスペースを定期的に提供していただける場合には、「集まれる場所の提供で支援します」とか、あるいは従業員の方への啓発に取り組んでいただく場合には、「啓発活動で従業員の意識を向上することで支援します」というように、それぞれの企業さんの、強みに応じて、あるいは問題意識に応じて宣言をいただくものであります。現時点では、埼玉県医師会、埼玉県弁護士会、埼玉県経営者協会、埼玉県高等学校長協会などの団体のほか、イトーヨーカ堂、コープみらい等の約40の団体企業に宣言をいただいております。なお、これらのいただきました宣言につきましては、ケアラー支援オンラインフォーラムや、あるいは、県のホームページにおいて公表をさせていただきます。県では、宣言をいただける団体・企業を募集しておりますので是非、御協力をお願いをいたします。また、各報道機関におかれましても、月間中にケアラー、ヤングケアラーに関する記事の掲載などの御協力をお願いを申し上げます。
次に、ヤングケアラーハンドブックであります。このハンドブックですけれども、ヤングケアラーは家庭内の問題として表に出しにくい、デリケートな問題を抱えていることに加え、本人や家族に自覚がないために、支援が必要であっても適切に手が差し伸べられない状況にあるところ、電話、SNS相談など、本人が悩みを抱えて話をしたい時の相談先等も明記をしたハンドブックをヤングケアラーを紹介するハンドブックとして作成をしております。このハンドブックは本人はもちろんですけれども、その周りの生徒や教職員にも、ヤングケアラーのことを知ってもらうため、11月から順次、学校を通じて、小学校4年生から高校3年生までの児童生徒及び教職員全員に配布をいたします。また、ヤングケアラーオンラインサロンでありますけれども、ヤングケアラーの中には、自分の家のことの悩みを学校や周りの友人には話しにくいと思ってる方もおられます。そこで、同じような立場や経験を有する方々が気軽に集い、悩みを、あるいは不安を打ち明けられる場として、オンライン上のサロンを月1回のペースで開設をしたいと思います。第1回につきましては、これは11月の前ですが、今月10月31日、第2回は11月21日に開催する予定であり、家族のケアをしている高校生の参加を募集しています。なお、サロン自体は非公開で行いますので、ケアラー、ヤングケアラーの方々には安心して参加をいただけますが、皆様には御了解をいただきたいと思います。このほか、ケアラー支援に関わる関係機関の職員に対する研修なども、この月間の期間中に実施をしてまいります。ケアラー月間中のこれらの取組を通じて、ケアラー、ヤングケアラーに対する理解の増進、協力の輪の一層の拡大に向け、誰一人取り残さない社会の実現を目指していきたいと考えています。
知事
次に、来月1日にリリースする埼玉版SDGs推進アプリ、これをエスキューブと名付けましたが、エスキューブについてであります。埼玉県では昨年度から企業団体等を中心に、積極的にSDGsの普及活動を行ってまいりました。次のステップとして、県民の皆様にも、学校教育等を通じて普及啓発を行っておりますが、今度はSDGsを更に広く浸透させたいという思いから、このアプリをリリースいたします。このアプリは、動画やテキスト、クイズなどでSDGsを楽しく理解できるものであります。コンセプトは、SDGsを学んで、感じて、ポイントゲットであります。エスキューブの名称の由来ですけれども、2つございます。1つは、埼玉版SDGsの英訳、SDGsですね、のS、それから埼玉のS、スタイルのS、この3つのSがあるということ。立方体は英語でキューブですけれども、このキューブは縦、横、奥行きを示しており、SDGsの今後あらゆるステークホルダーに対し、多方面に展開をしていくということから命名をさせていただきました。またアプリのロゴは、Sをあしらった立方体を、SDGsの17色に県の県章の赤を加えた18色の勾玉が取り囲んでいるデザインとさせていただきました。
このアプリですけれども、少し中身について説明させてください。まずは、SDGsを楽しく学ぶについてであります。このアプリは、SDGsを全く御存知でない方でも一から学ぶことができるものとなっており、SDGsの全容をこのアプリで知ることができます。これからのSDGsを守る、学ぶ高校生など学生の方にも是非、御覧いただきたいと思います。この中の動画で学ぶの部分をタップしますと、下の画面が出てきて、例えばその中のSDGsや、あるいはその中の17個の目標について、1、2分の、このようなアニメで手軽に学ぶことができます。また、テキストで学ぶの方をタップいたしますと、SDGsの関連情報を自分のペースで学ぶことができます。
次に、SDGsを感じてポイントゲットについてであります。このアプリでは、県民一人一人の行動に応じてポイントが得られるメニューを複数用意しています。例えば毎日SDGsチェックにおきましては、ここにもございますが、1日1回ランダムに表示される事項があります。これを、例えばですけれども、電気をこまめに消す。できた場合には、チェックを入れると、ポイントが得られるという仕組みになっており、それがSDGsのどのゴールに繋がっているかということを一目で理解ができるようになります。これ以外にも、クイズで学べるSDGsクイズ。専門家の記事が読めるコラムを読むなど、様々なメニューで、ポイントを得ることができます。また、実際に行動をすること、イベントに参加するなども、その中には含まれます。楽しみながら、自らの行動でSDGsを実践してください。
最後にポイントで、クジにチャレンジについてであります。先ほどのメニューなどでポイントを貯めていただきますと、300ポイントで、1回クジを引くことができます。当たった場合には、ワオンポイントや協賛店からの特典が受けられる特典カードを、これバーチャルなカードですけれども、特典カードを手に入れることができます。現在、特典を提供していただける協賛店を募集中でございます。アプリの詳細は特設ホームページで紹介をさせていただいております。このアプリにつきましては今後フェイスブックやインスタグラムなどのSNS、あるいはタウンWi-Fiや彩の国だよりなど、様々な媒体を活用し広く周知をしてまいりたいと思います。11月1日から、これらの二次元コードを読込むことで、アプリがダウンロードできます。1日からになります。県民の皆様には是非とも、このアプリを活用いただき、SDGsを学んで、感じて、ポイントゲットして、埼玉版SDGsを一緒に推進していただきたいと思います。私からは以上です。
共同
ケアラー月間の関係なんですけれども、昨年のケアラー調査から1年ほど経ってるわけですけれども、認知度が向上したと認識されてるのかどうかというのをお伺いしたいのと、ケアラー、ヤングケアラーというものへの認知度向上に対して、どういったことが大切かっていう知事の思いを聞かせていただければと思います。
知事
ケアラー、ヤングケアラーについては、埼玉県においても、様々な形でこれまでも報道の機関にも御協力をいただいて、周知に努めてまいりましたので、一定程度、上がってきたとは思っているものの、認知度がまだまだ低いというのは、事実だというふうに思います。埼玉県のケアラー支援計画では、令和5年度までに認知度を70パーセントまでに高めるということを目標としておりますので、今後、県民サポーターに対するアンケート調査等を、実施して、毎年度アンケート等で認知度を確認しながら、事業の推進に努めていきたいと思いますが、まずは、この集中月間でしっかりと、認知度を向上させ、その後の事業を、また、毎年、毎年度ですね、しっかりと図りながら、PDCAサイクルを回させていただきたいと考えています。
共同
それとSDGsの方についてお伺いしたいんですけれども、SDGsっていう言葉そのものが、近年になって急速に広がってると思うんですけども、一方で、持続可能な社会と言われてもなかなかSDGsって何だろうっていうのが、わからない方も多いと思うんですけれども、SDGsそのものが、なぜ大切なのかっていうのを知事個人として、どうして大事なのかという、そういった思いを聞かせていただければと思います。
知事
もちろん、まず前者のSDGsがそもそも何なのかはこのアプリを通じて是非、県民の皆様にも御理解をいただきたいと思っています。他方で、SDGsは、例えばこれまで企業さんで言えば、儲けること、利潤を上げることが大切であった。そして逆に、公共のNGOや、あるいはその行政は公共の分野における、例えば、この17の目標がありますけども、貧困だとか様々な課題を解決していくこと、これが分かれていた部分が多かったと思っています。他方で、最近では、この公共の部分について、企業が投資することによって、持続的な投資環境を維持する。行政は行政で、企業のお力をお借りをしながら、共に生きて共生社会をつくる、こういった認識が広がっていて、その最も代表的なものは例えば、地球の温暖化問題だと思っています。行政だけではできない、企業にとってもプラスがある。こういった時代になっているために、SDGsのSはサスティナブル持続可能ですけれども、持続可能な発展のために必要なことを、社会全体で取り組んでいくという必要があると思っています。なお、これについて、埼玉版SDGsと名乗っていますけれども、そこは、渋沢栄一翁が、まさに論語と算盤で述べたとおり、利益の利だけではなく、理(ことわり)の理も必要である。論語と算盤の精神そのものが、私はSDGsだと理解をしているところ。埼玉県においてSDGsを推進する重要性は、当然、他の自治体もそうかもしれませんが、より強いというふうに考えています。
朝日
ケアラー月間のことでお伺いします。今日御紹介いただいたような事業について、これは埼玉県が全国の自治体に先駆けて行うということで、自治体の関心はもちろん、ケアラーだったりヤングケアラーの皆さんっていうのも、非常に関心を持って見ているのではないかと思うんですけれども、特にどういうことを大切に伝えていきたいか、どういうことを期待されているかというの知事のお考えを聞かせていただけますでしょうか。
知事
ケアラー、ヤングケアラーについては、特に今後、認知症を含めたですね、高齢者だとか支援を必要とする家族の方々が増えてくるというふうに言われる一方で、少子化に代表されるように、ケアラー側が少なくなることで、その負担も増えてまいります。したがって、もちろん、これまでもケアラーというのはいたのですけれども、ケアラー、ヤングケアラーをしっかりとその行政、社会全体で支えていく必要性は、私はより一層高まっているというふうに思っています。しかしながら、このように、実質上は要請が高まっていて、また我々のアンケートでもありましたけれども、多くのケアラーの方々がおられる、各クラスにはお1人ぐらいおられるというふうに出てきているにもかかわらず、ケアラー、ヤングケアラーに対する理解度は進んでおらず、またケアラーとして実際に、あるいはヤングケアラーとしているにもかかわらず、自分たちがどこでこの悩みを打ち明けたらいいか、議論したらいいか、相談したらいいかがわからない。こういった人もいるので、我々はまだ制度に取り組んだばかりであります。埼玉県が先駆けとは言いながらもまだまだ、第一歩でありますけれども、この第一歩は、まずは周知、そして啓発というんでしょうか、こういったところから始めさせていただきたいので、ここに力を入れたいと考えています。
朝日
ケアラーのところで、またちょっと質問したいんですけども、特にヤングケアラーについてなんですけど、確かにそもそも認知度が低いということで、まず啓蒙、周知をしていくということだと思うんですけど、その先に具体的にどう支援するのかというような話が出てくると思うんですね、ヤングケアラーに関してやっぱり大人のケアラーに比べて、例えばDVの問題とか貧困の問題だとか、介護だとか、虐待、ネグレクトとかいろんな問題が複雑に絡み合ってる部分があって、ある一方向からのアプローチだけでは、正解が導き出せないような複雑な問題もはらんでいると思います。まずは認知度ということは確かにそうだと思うんですけども、今、知事がお考えになってるその後の支援っていうのは、どんなふうにやっていこうと考えているか、今のお考えをお聞かせ願えますか。
知事
今、御指摘があったDVや、貧困という問題も実は直接的には、ただ一つの理由だけで解決できるものではなく、様々な社会的問題が絡まった挙げ句、結果としてDVであったり、結果として子供の貧困であったりといったものに出てきますので、これも実はそれぞれ独立してはいないと思っています。ただそんな中で、先ほど申し上げたケアラー、ヤングケアラーという問題が、かつてより重要になってきているということから、先ほど申し上げましたけども、まずは認知していただきたい。これが第一であります。この認知をさせていただいた後には当然、それが問題として認識されることによって、例えばクラスや学校や、こういったところで受け止めていただくことも、私はあろうかと、こういうふうに思っていますけれども、この次のステップとして、先ほどもお話したような、例えばサロンを作るとかそういったことは、ちょっとそこは置いといてですね、これらだけではなくて、それプラス、例えば県政出前講座、あるいはヤングケアラーのサポートクラス、教育・祉合同研修等の場を通じて引き続き、ケアラー対策というかですね、ケアラーを支援する対策ですね。こういったものが、必要ですよということを申し上げさせていただくとともに、これは認知症サポーター養成講座ってのは既にありますけれども、こういったところで、ケアラー支援のためのリーフレットを提供していくことを今考えています。ただ、やっぱりそういったところに必要な方が集まる、あるいは関係の方がおられるというふうに思います。それと同時に、ケアラーは御指摘のとおり、非常に根が深く複雑で、なおかつ社会的な環境を大きく反映したり、影響を受けやすい問題だと思ってるのできめ細かな対応が必要なところ、市町村等の相談支援機関職員の人材育成等も必要だと考えておりまして、こういったケアラー支援に関わる方々の研修の実施も行っていきたいというふうに思っています。それから先ほどのオンラインサロンありましたけれども、こういったことをやることによって地域ごとにサロンで、立ち上げ等ができて悩む方がそこに来ることができて、経験等を共有できる。そういったことを、将来的にやっていくことによって孤立解消を図っていきたいというふうに考えております。いずれしても、まずは第一歩になりますけれども、我々として、そこをしっかりと取り組む第一歩の足元を固めたいと思います。
共同
ワクチン検査パッケージの技術実証が22日から始まりまして今日で5日目ですけども、これまでの実施状況と見つかった課題点があれば教えてください。
知事
まず、この参加店舗の皆様に対して、今回の技術実証への参加について改めて、ここで感謝を申し上げたいと思っています。埼玉県の場合には、42店舗の参加を得ることができ、これ実は全国で最大規模であります。また他の都道府県と比較していただいてもわかるとおり、多くの県民が利用できるような、いわゆる一般の飲食店というんでしょうか、こういった飲食店がメインでございまして、埼玉県がこれらのお店に参加していただいたことによって、埼玉県が実証する技術実証は社会実装する際の汎用性が極めて高いということに比較してなっているというふうに考えています。今回の技術実証の実施にあたっては、単にお店の話をさせていただきましたが、取材していただいた方は、おわかりになったと思うんですが、上尾の駅の改札の前に出たところの一番目立つ場所を、市からお借りをして、国と県と共同で特設ブースをそこに設置して、技術実証をPRする。その他、参加店舗の負担、お店で例えば接種証明とか見せると、なかなか時間かかりますので、その前の接種証明がそこで、確認できるようにさせていただき、この技術実証の期間中に使える確認済書の交付をスマートフォンと、それから紙と、これスマートフォンでできる方はQRコードで、できない方は紙でやってますけども、名刺のようなもの、これをお渡しをさせていただいています。これがあれば、お店での確認は不要ですので、是非多くの皆さんに御利用をいただきたいと思っています。このブースを設けた成果ですけれども、22日から25日までの4日間になりますが、この特設ブースで、4日間で524名の方が確認済み証の交付を受けました。正直、私たち驚いてるというか、普段接種済証を駅で持ってると思わないもんですから。でも、そういった方が割とおられて、接種済証を得られた。それから今申し上げたように普段持ってない方が多いんだと思うんですね接種済証、これらの方々は、目立つところであるために、ここは何をしているんですか、そして県はどういったことをしてるんですかというですね、御関心を示していただいて、そこでいろいろ御紹介いただく、そういった方はこの524名の何倍もおられたというふうに伺っております。その結果なのか、お電話での問い合わせも多くなってきており、関心は非常に高いというふうに感じているところでございます。
今後、昨日25日から時短制限などについては、この参加店と参加店以外が同じことになりますので、参加店舗の皆様には御負担をお掛けすることになりますけれども、この第6波に備えた、この実証というのは特に先ほど申し上げたとおり、埼玉県の実証は、実際の汎用性高いので、是非そこは御理解をいただき御協力をお願いをしたいと思っています。また参加店舗からもいろいろお話を伺ってますが、来店客の接種確認証、先ほどの証明も含めての確認や、店内のエリア分けについては順調に対応できているという話をいただいており、私も実際に店舗訪れましたけども、接種証明などの作業についてはスムーズだなと思いました。ただその一方で、来店客にアンケートをお願いしてくださいと、記入してくださいと、こういうふうに我々の方から申し上げておりますが、やっぱり負担感が強い。特にお酒飲んだ後にですね、お帰りの際に、これは利用してのアンケートなので、入ってきた時じゃなくて、お酒飲んだ後だからかもしれませんが、面倒くさい、負担感が大きい、こういった声は上がっています。引き続き、いずれにいたしましても、この技術実証の趣旨をですね、御理解をいただくということで、是非、御協力をいただきたいというふうに、改めてお願いをするところでございます。
共同
今524人の方が確認済証っていうのでびっくりされたっていうことだったですけど、もともとの想定がどれぐらいだったのか、どれぐらい上回ったのかっていうのと、技術実証が終わった後に県としてどのようなことができるのかなという、まだこれから議論かと思うんですけどもこの5日間で何かできるかなっていうような思いをもし抱かれたとすれば、どんなことができるかというのを教えていただければと思います。
知事
当初の想定はすみません。ただ先ほどちょっと申し上げた、私も正直言うと想定外だったんですけども、524人は多いと思っています。というのは、先ほど申し上げたとおり、駅降りてる普通のお客さんがですね、接種証明を持ってると思ってなかったんですね。だからその意味ではPRの度合いが強いと思っていたところ、要するに1日100人ぐらいの方が接種証明を持ってて、そこで接種証を取られるというのは、正直、私たちが考えてるよりも、はるかに多かったことは事実だというふうに思っています。それから、今後どのようにするかですけれども、以前から申し上げてるとおり、これは第6波、ない方がいいんですけれども、第6波が来た時に、いきなり接種証明でこっちはいいですよ、悪いですよ、みたいなことはできないので、そのための課題も含めて、今回洗い出したいというのが、今回の我々の意図でございましたので、今後は、もちろん来ない方がいいんだけれども、第6波等が来る時に、そういったお店において、接種証明を活用して、お店を必要以上に制限をかけることなく、あるいは御利用される方の制限をかけることなく、通常の経済社会活動が営めるような形に結びつけていきたいというふうに思っておりますが、まだもう少しすみません、実証期間がありますので、課題についてはもう少し洗い出したいと思っています。
埼玉
衆議院選の期日前投票についてお伺いいたします。昨日、県の選挙管理委員会から発表がありまして、非常に期日前投票がですね前回の1.28倍になるぐらい非常に好調だという発表がございました。前回はですね埼玉県で全国平均を投票率下回ってまして、すごい荒天、天気が悪かったせいもあって過去最低の51.44パーセントという投票率だったんですけども、改めましてですね県民の皆さんに対して、非常に、31日も投票日近づいてきたんですけれども、投票に関しての呼びかけを知事いただけますでしょうか。
知事
期日前投票が、前回よりも順調に伸びていることは喜ばしいというふうに思っています。是非、県民の皆様には、民主主義下における皆さんの大きな権利でございますので、是非、投票には行っていただきたいと思います。各市町村において、期日前投票もすでに行われておりますので、是非、この機会を逸することなく、しっかりと投票に行っていただき、そして皆さんの意思を表していただきたいと思います。
埼玉
ちなみに関連してなんですけど、知事は、期日前なのかあるいは当日の投票なのか御自身はどちらに行かれる御予定でしょうか。
知事
日曜日もいくつか行事があるんで、もしかすると期日前かなあと思ってますけど。関心ありますか。
日経
先ほどの接種証明の実証実験に戻って恐縮なんですけども、これ店を2つに分けて、接種者と非接種者で分けてると思うんですけど、そのあたり例えば何か差別を助長するような話とか、あと例えば、こういう分けることに対する批判とかですね、そういった反応っていうのはいかがでしょう。
知事
当然私どもはこういった接種証を、例えば持ってない方が利用ができないような状況が果たして好ましいのかどうかということについて国とも議論をさせていただいてまいりました。そこでやはり分けることによって、接種をした方と、接種をされていない方もしくは証明証を持ってない方の機会をしっかりと保障というかですね、機会ができるようにするということが差別かどうかは別としても、そういった御批判については応えることができるのではないかと考えてきたところであります。また、以前から申し上げてるとおり、接種された方も感染はします。接種されてない方も感染はします。接種された方同士がお食事をされる、あるいは、接種されてない方同士が分けることによって、感染の度合いが全体的に見れば下がってくるので、最終的には、結果としては、接種ができない方、重症化する可能性が高いので、そういった方を守ることにつながると思っていますので、少しでも人の命を守るために可能な、ただし、そういった御批判も以前から聞いていましたので、ただこれ外国でやってる状況について知って、日本で議論があった議論なので、やはりそういったことは受け止めなければいけないと思ってこういった形にさせていただきました。なお、この今回の取組の中で、お店等でこういった批判があったと私は聞いてませんけど、現状まだないです。
(終)
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